先日、家族で大石芳野さんの写真展に行ってきました。
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/2021/09/10.html
↑こちらの写真展です。残念ながら11月28日までで終わってしまいました。まめとは家もギリギリで観に行きました。
11月の初め頃NHKの夕方のニュースを見ていてこの写真展を知り、まめっこが観に行きたいと言っていたのですが、忙しくて(まめっこが)なかなか行けなかったのですよね。で、ギリギリになってしまったと。
流石に自分から言い出しただけあって、まめっこも一枚一枚の写真をじっくりと鑑賞していました。
しかしまだ写真とそこに添えられた言葉だけでは、分からないことも多く、色々と聞かれたので解説しながらゆっくり回りました。幸いにも観に行った当日は比較的空いていたので、あまり周りの方のご迷惑にもならなかったかと思います。
まめっこは、大人の写真より子どもたちが写った写真の方がより興味深かったようです。
特に戦争の影響で障害を負ってしまった子どもたちの写真は、何故そうなってしまったのかということを質問した上で、自分なりに噛み砕いて理解しようとする姿が見られました。とはいえ、どこまで理解できたのかは、分かりませんが。
まあ正直、まだこの年齢で理解する必要は無いと思うんですよね。まずは知ること。そこが大事。
親にとってはとても辛い写真展でした。でもやはり知らなくてはいけないですし、目を逸らしてはいけないことですね。
日本ではこれからの子どもたちを考えて…というようなことが言われますが、もっと目先の今を考えなければならない子どもたちも大勢いるわけです。それはきっと日本にも。
考えれば考えるほど辛いことではありますが、考えることをやめてはならない、動きを止めてはならないと思えました。
こちらの美術館は初めて訪れましたが、街中のビルの中にあるのでこぢんまりとしていますが、下の階とは打って変わって落ち着いた雰囲気でした。まあ、美術館ですからね。
常設の展示室もなかなか見応えがあって良かったです。個人的に浜口陽三記念室の展示に興味を惹かれました。銅版画の表現の仕方がすごいと思いました(語彙力)。
今年は家族で何回か美術館に行きましたが、この年齢になってようやくみんなで落ち着いて美術鑑賞が出来るようになった気がします。まだまだ展示によるところが大きいとは思いますが…。
来年はもっと行けると良いなぁ。