日能研の保護者説明会に行ってきました。
説明会の冒頭で「日能研は中学受験専門塾です」と仰っていてはたと気づいたのですが、他の大手塾は『中学受験専門』ではないんですよね。
早稲田アカデミーは高校受験部も大学受験部もありますし、SAPIXも高校受験向けの中学部や大学受験人数むけのY-SAPIXがありますし、四谷大塚もグループに大学受験向けの東進ハイスクールとかがありますものね。
中学受験を専門にしてるのは、大手、中堅を含めても珍しい…もしくは日能研が唯一くらいなのかもしれないですね。
そういったこともあって、説明会前半は中学受験のメリットについて多くの時間を割いていました。
その中で気になったのは、日能研的には受験(受検)をするという中でも、基本的には私立推しなのだなということ。もちろん国公立を志望すれば、ちゃんと指導していただけるのだと思うけれど、もしかしたら私立に比べると…?とか思ってしまいました。
先生との距離がとても近いというのが、日能研の特徴なのかなと思いました。
入り口を入って、カウンターなどで区切られることなく、先生方がいる。なので、いつでも気軽に先生に質問ができる、というのはとても良いですね。
それと日能研の先生に、大学生のアルバイトはいないとのこと。テスト時の試験官やお手伝いなんかはアルバイトの方もいらっしゃるようですが、日常的な授業はみんな社員の先生なんだそうです。
それにプラスして、普段の授業は担当していない学習スタッフという先生もいるんだそう。学習相談サポートとかの窓口になってくれたりするらしいです。
日能研の授業は、大人数制。25〜30人で1クラスになるようです。学校と似たような環境になるのかな?でもま、これは校舎の規模によって…というか、生徒数によって違うのでしょう。
方略カードとか分析シートというのがあるそうです。
方略カードというのは、自分の課題を見つけて、その課題をクリアするにはどうしたら良いかを考えて書いていくものだそう。
分析シートは、過去問などをやる時に目標などを書いて、採点してみた結果どうだったかなどを書き留めておくもののようです。
こういうのは、家でやらせようと思ってもなかなか出来ない(やってくれない)ので、塾でやってくれるのは良いですね。
テキストの見本が置いてあったので見てきました。
噂には聞いていましたが、分厚いテキスト!
授業用と家庭学習用と分かれていましたが、どちらも厚い!これを持ち歩くのは大変そう…。
噂では、夏期講習はさらに凄いことになっているとか…。
ただ、SAPIXなどのように毎回テキストを配られるのに比べると扱いやすいし、休んだ時も安心なのは良いかと思います。
そして、中身もペラペラ捲って見ましたが、やはり記述が多い。授業用も家庭学習用も。算数でも記述がある。
家庭学習用のテキストは、授業を振り返りやすくする工夫がしてあって、一人で家庭学習しやすいようになっているのかなと感じました。
今回の保護者説明会を聞いていてすごくいいなと思ったのは、様々な場面でよく考えて言語化することを求められるところ。テキストもそうですし、方略カードや分析シートなどなど。考えたことを言語化するって、訓練しないとなかなか難しいことだと思います。それをやってくれるというのは、とても良いですね。まめっこは家ではなかなかやってくれません…。
あとは、先生との距離が近いというのも良いと思います。質問しやすいというのは、家庭学習もしやすくなるのかなと考えます。家で親が教えようとするとバトルが起こりますからね…あ、うちだけ?
不安なところは、まず、大人数制であるというところ。集中力に若干の不安があるまめっこは、先生からの注目が逸れるとボンヤリしてしまう可能性があります。特に平日は…。
あと、このコロナ禍で狭い教室(少なくとも学校の教室よりは狭い)に30人弱がいるのはちょっと怖いなという思いもありますね。
それから家庭学習に関して、ちょっと不安。
先にも書いたように、家庭学習用のテキストはとてもよく出来ていると思います。が、記述が多いので、少なくともはじめのうちはまめっこの筆はなかなか進まないことでしょう。それをやらせるのは、それはもう大変な苦労が…嗚呼、目に浮かんでくる…。これは多分慣れるまでの問題だと思うのですが、どれくらいで慣れるかが問題…。
歴史と実績からの安心感、そして学び方への共感など、とてもいい塾だなと思って帰ってきました。
廊下などに貼ってある掲示物にも愛がありましたし、卒業生たちからのメッセージにも愛を感じました。
あとはまめっことの相性の問題かな?