今季から、春と秋は黒ストチ(黒の内羽根のストレートチップ)を履く季節ということにしているワタクシ。

 

 その勢いで、ジョンストン&マーフィーのLE52を通勤用革靴の戦列に加えました。

 

 

 LE52はこれまで長らく室内履きをしてサイズ拡張を図ってきましたが、ついに外履きに踏み切りました。

 

 とっくの昔に終売になっていてもう手に入らない靴なんだよなぁ…と思うと中々踏ん切りがつかなかったですが、やっぱり使わないのが一番もったいないですもんね。

 

 それに、自分にとってどれだけイイ靴かは、しばらく履き込んでみないとわからないですし。

 

 これにて私の通勤用革靴のラインナップは黒ストチが2足の体制となったので(LE52とレイマーのイーサン)、こりゃもう春秋はどんどん黒ストチを履きませんと。

 

 さてそれで、LE52を本格的に使い始めてみて改めて思うのは、やっぱり甲革の質感が美しいということ。

 

 なんというのでしょう、表面の微細な凹凸が甲革全体に均一に表れていて…これがキメ細かいということなんでしょうかね。その凹凸がじんわりと光って、イイ…。

 

 カールフロイデンベルグの革はやっぱり上質だということかも知れませんが、そういう自分の思い込みのせいで実際以上に良く見えているだけかも知れません。

 

 ただ、まあ私がビジネスシーンで会う人のうち誰一人として、私の靴の革の質なんて気にしないでしょうね。そう考えると、これって自己満足でしかないんだなぁと少し虚しくもあります。一方で、自分の気分がアガるならそれでいいじゃないかという気もします。

 

 何はともあれ、履き込んだときにこの甲革の様子が変わってしまうのか、変わるとしたらどう変わるのか…。今は楽しみ半分、不安半分という気持ちです。

 

 履き心地は、正直なところ、今はそれほど良くありません。まだまだ固くてキツい印象というか。これは、履き込むにつれてもっと馴染んで、快適になってくれたらなぁと大いに期待しています。