かつてトレーディングポストのダブルモンクのバックルのゴムを交換をしたときに、靴修理職人の方から、バックルの取り付け構造にも色々あるという話を聞きました。

 

 比較的コストのかからない仕様としては、アッパーにスリット状の穴をあけて、そこにバックルのゴムを突っ込み、それを直接アッパーに縫いつけちゃうのだとか。

 

 その話を聞いたとき、そんな構造の靴をどっかで見た気がするけどデジャヴかなあと思ったのですが、コレでした。

 リーガル製造のジョンストン&マーフィーのLH13です。

 

 バックルの取り付け構造はこんな感じ。

 

 裏(ライニング側)はこうなっています。

 おそらくアッパーにスリットをあけておいて、そのスリットからアッパーとライニングとの間にバックルのゴムをつっこんだ状態で、アッパーからライニングまでぶち抜きで縫い付けたのでしょうね。

 

 他の構造に比べて強度がどうかとか、補修がしやすいかとかはわかりませんが、履いた状態での見た目はスッキリしていて別に悪くないと思っています。

 

 しかしこの靴、まだ履き下ろせていません。今のところ、どういうタイミングで使い始めようか考えあぐねています。

 

 何気にバックルが金色なので、金色バックルのイイ感じの黒ベルト(ズボン用)が手に入ったら、合わせて使う意欲も湧くと思うんですが。