ガルジョンマー(リーガル製のジョンストン&マーフィー)のLS61は、ネットオークションで落札したものですが、確か入手時点で靴紐の端っこの固いところ(「セル」とか「セルチップ」と呼ぶらしいですね)がダメになっていました。そこで、その靴紐は捨て、代わりに紗乃織靴紐(さのはたくつひも)を装着していました。

 この写真のLS61についているのが、紗乃織靴紐です。

 

 紗乃織靴紐って、シューケアグッズ売り場によく売られている高級な靴紐の代名詞という気がします。丸紐タイプと平紐タイプとがあって、私が使っているのは丸紐のほう。何というか、組紐みたい(?)な質感で頑丈そうだし、普通に縛ってもほどけにくい気がします。

 

 また、セルが金属製なので、ここは間違いなく頑丈。そうそう劣化しない安心感があります。それでいてセルの色が紐の色と同じ暗い色なのが良いと思っています。セルだけいかにも金属という金色や銀色だったりすると目立っちゃいそうですけど、私としてはあんまりそういう主張はしたくないので。

 

 ただ、コレをガルジョンマーのLS61に使っていて、一度痛い目に合ったことがあります。

 

 確か、紗乃織靴紐を着けた状態でアッパーのブラッシングか何かをしているときだったと思うのですが、この靴紐の金属セルの先端でアッパーをガリッと傷つけてしまったんです。

 

 おそらく金属セルでなければ、そんなふうに革を傷つけることも無かったのではないかと思うんですよねー。セルの頑丈さの代償といいましょうか。

 コードバン表面の毛を寝かせることである程度は目立たなくできたのですが、こんな感じに少し跡が残ってしまいました。もう怖くて、LS61に金属セルの靴紐は使えません…。ちなみに上の写真は、既に紗乃織靴紐を別の靴紐に交換した状態です。

 

 金属セルの靴紐を使ったからといって、私と同じような失敗をする人はそうそう居ない気もしますが、とにかく私にとってはトラウマです。なんでもかんでも頑丈なほど良いわけじゃないなぁ、などと思ったりしました。

 

 しかし、このままだとせっかく買った紗乃織靴紐の使いみちがありません。それももったいない。どうしたものかなーと思っていましたが、いいことを思いつきました。

 

 そうだ、LS46に使おう!

 ガルジョンマーのLS46。これまたネットオークションで落札したものですが、ここに書いたように鉄壁のアッパーを持つ靴。入手時についていた靴紐は最近になってセル(プラスチック?)が割れちゃいましたので、そこら辺に置いてあったテキトーな靴紐(元々どの靴についていたのか、もはやわからない)に付け替えていたのですが、その紐がこのLS46には微妙~に短かったんですよねー。

 

 この、極厚の顔料層で覆われたLS46なら、紗乃織靴紐の金属セルでも大安心。ここここに書いたように、傷がついたら磨けばいいだけですから。というわけで、上の写真では紗乃織靴紐を装着済みです。よしよし。

 

 いやーそれにしても今年のクリスマスは、の~んびり過ごせたなあ。

 子供はサンタさんからもらったゲームに夢中。自分は昼から飲みながら靴いじり。

 さて、明日からまた、もうちょっとだけ仕事だ。年内あと少し。