毎週水曜日は、息抜きに描いた絵をUPしています。
今回は、「潜水服は蝶の夢を見る」のELLE誌編集長です。
「グランブルー」みたいな潜水の話、ではありません。
ELLEの編集長だったボビー氏が脳溢血で倒れ、頭はちゃんと動いているのに、体の総てが動かせなくなって、ただ一つ左目のまばたきだけができるという状態になりました。
そのまばたきの回数で意志を伝えて自伝を書いたという、実際にあったことを元に作られた映画です。
タイトルは「体は潜水服を着せられたように重くても、記憶と想像力で蝶のように羽ばたくことができる」という意味です。
なんとも衝撃的な設定で、それが実際にあったということがまたすごい。
物を飲み込むことも、鼻先にとまったハエを払うことも、「自分はそんなことをしたくない。」と言うこともできない人の内面を表現するという、難しい演出を求められた映画です。
そんで、心の内で一生懸命考えていたのが「言語聴覚士や理学療法士が美人だなぁ。うわぉ!」とかいうことなんだから世話ぁない。
演じているのはマチュー・アマルリック。
かなりフランス的な風貌です。
時々、自分の想像の中で元気に動き回る自分が現れ、現実との大きな対比になっています。
珍しい症状ですが、同じような意志疎通の話を「ブラック・ジャック」は数十年も前に描いていました。
手塚治虫、おそるべし。
↓この主役は、当初、ジョニー・デップが予定されていたというのは驚き!
という方、ぜひ、ぽちーっとしてくださいませ。