こんにちは。
仕事が忙しく、ブログ用の絵を描くことが難しくなってきました。
今回で、最後のUPとしたいと思います。
今まで見てくださって、本当にありがとうございました。
娘・まんちゅが自分のブログを始めましたら、お知らせします。
それでは、みなさんが楽しく毎日を過ごせることを祈りまして・・・。
こんにちは。
仕事が忙しく、ブログ用の絵を描くことが難しくなってきました。
今回で、最後のUPとしたいと思います。
今まで見てくださって、本当にありがとうございました。
娘・まんちゅが自分のブログを始めましたら、お知らせします。
それでは、みなさんが楽しく毎日を過ごせることを祈りまして・・・。
こんにちは。
こちら東京・町田市は雨続きですが、今現在は曇りで、もんやりと暖かいという気温です。
さて。
我が家のびわの実が黄色くなってきました。
数日前に食べてみたら、もうちょっと待った方が良さそうです。
今回関心を寄せているのは、ハクビシンにやられるかどうかということです。
春先に枝を切って、すっくと立ち上がっている細い枝だけを残したので、ハクビシンには登りにくいはずです。
ここ数年「まだすっぱいかな。」という頃からやられていましたが、今年はまだ無事です。
久しぶりに、息抜きに描いた絵をUPしてみます。
今回は、「ガス燈」のイングリッド・バーグマンです。
バーグマンが亡くなった時、テレビ局はいっせいに追悼特別番組を組みました。
当時山形にいたきみしぐれが見れたのは「誰がために鐘は鳴る」、「ジャンヌダルク」、そして淀川さん率いるテレ朝の日曜洋画劇場がこの「ガス燈」を放映しました。
新聞の紙面3分の1を占める巨大な広告も出されて、バーグマンの美しいアップが1つ大きく写っていました。
子供心にも「なんてきれいな人だろう!」と驚いて、その広告を大事に持っていてよく模写しました。
劇中に登場する刑事と警察署長が
「あんな美しい人はこの世にいないと思っていたのに、そっくりな人を見たんですよ。」
「姪だよ。美女とお近づきになるのに公務を利用するな。」
と会話する場面もあります。
監督はジョージ・キューカー。
女性の魅力を引き出すことにかけては21世紀になってもこの方をしのぐ者が現れません。
このキューカーに指導を受けたバーグマンの輝きと言ったら!
美しさだけでなく、家に閉じこめられて精神的に自信をなくしていく貴婦人の不安定さを、細やかに妖しく表現して、アカデミー主演女優賞を獲得しました。
すばらしい、の一言です。
こんにちは。
こちら東京・町田市は涼しくて小雨が降り出しそうです。
さて。
4月末にケガした右手の傷がやっと治りました。
「ふさがるのに5日くらいかかるかも。」
というお医者さんの予想をはるかに超えて、中まで治るのに1ヶ月半かかりました。
右手の人差し指なので、字を書くにも箸を持つにも支障がありました。
ドリルは使わないものの他の作業はしなければならず、朝8時から夜10時まで日曜なしで働くハメになって、疲れが溜まって何年かぶりにぜんそくを発症してしまいました。
絵を描くと、そっちでも「月に○万稼げ。」とかノルマみたいな事を言われるのでうんざりして描いてません。
気持ちが落ち着いてないと色が濁るのも困る点です。
隠居でもしてそっとしておいてほしい、と願った5月でした。
5月21日、巣を出てから8日目。
ずいぶん慣れてきてきみしぐれ宅からもヒナの声を聞き分けられるようになっていました。
朝、やや興奮したヒナの声が聞こえ
「しまった、巣立ちだ!」
と思いました。
過去に観察してきた様子では、なぜか巣立ちの時よく鳴くのです。
石垣の所に行ってみると、すでにいっちゃんの姿はありませんでした。
その前日から親が近所の庭木をしきりに見て回っていたので、伝っていくルートを確認していたのでしょう。
↓ふきの下からにいちゃんが出ていて、しきりに鳴きながら草むらを歩き回っていました。
↓少しずつぴょんぴょんとなら上っていくことができます。
そのうちに草むらに紛れてしまいましたが、親は高い屋根の上から「ツピツピツピ」と鳴いて見事に居所を突き止めました。
その後、にいちゃんは巣箱から来た道を学生マンションまで戻り、なんとマンションの砂利を歩いて表通りまで抜けました。
砂利にいる時カラスに見つからないか冷や冷やしました。
↓表通りに出ると道を横断して、カトウさんの畑に入っていきました。
人間では考えつかないル-トを親は指示したのです。
カトウさんにお断りして中に入らせていただきました。
300坪ほどの畑が広がっていて、びわ、サクランボなどの果樹もあります。
スズメの巣が多いだけにカラスにもねらわれやすかった仮の巣を出て、だいぶゆったりした畑に移ったようです。
ブドウ棚に1羽の親と1羽のヒナがいたのですが、直接追跡したわけではないのでいっちゃんかどうかがわかりません。
ですから、いっちゃんは、無事巣立ったということしかわからないのです。
↓カトウさんの畑を奧に向かうにいちゃん。
↓飛べないにいちゃんはネギの間やソラマメの間に潜んだりしていました。
親は広い畑の中から必ずにいちゃんを見つけだしてエサを運び続けていました。
けれども、その翌日の22日の昼、きみしぐれが畑に行くと猫がいてヒナをくわえていました。
力が抜けました。
夕方、また親が「ツピツピツピ」と探すのが聞こえ、我が家のジューンベリーまで来て「ツピツピツピ」と鳴きました。
(これを“お礼参り”だと思っている方が多いようですが、戻ってくる理由は全く違います。)
これが、親を見た最後です。
人間を識別できるらしく、きみしぐれの数十センチ脇まで来るシジュウカラでした。
実際に観察したところでは、巣を捨てても巣立ちさせることができます。
また、野生の鳥はできの良い子だけを育てるわけではなく、飛べないとわかっている子でもエサを運び続けて、命がある限り育て続けました。
卵を産むというのはそれほど重いことなのでしょう。
近頃の人間社会にはないものをいろいろと見せてもらったように思いました。
いっちゃんが元気で大人になっていることを願ってやみません。
15日にふきの下に隠れてから、にいちゃんの姿は見ることができなくなりました。
それでも、声は元気で、親はちゃんと場所を見つけだしてエサを運んでいました。
雨の日には地面で過ごすんだろうかと心配したり、猫が通らないかと思ったりしましたが、でも、
「あの親ならきっとうまくやる。」
とも思いました。
そのうちに、また別な心配事が出てきました。
「今日は石垣の上にのぼるのか。今日こそは、今日こそは。」
と待っているのに、なかなか移りません。
いっちゃんは生け垣の隙間から毎日姿を確認していて、元気で、中を移動もしています。
シジュウカラは20日くらいで巣立つのですが、この子達はいろいろな苦労をしたし2ヶ所に分かれてエサをもらっているので、少し遅れているのでしょう。
と、20日、ふきから「スズメ通り」に出ようとしているにいちゃんを見つけました。
いっちゃんは生け垣の中にいます。
にいちゃんだけそわそわと落ち着きなく道路に歩いて出てきてしまいました。
雨の日で、しっぽと羽の先がちょっとぬれて汚れていました。
左の羽が下がっています。
巣を出る頃からケガしていたのか、ふきの下で何かあったのかはわかりません。
これでは飛べないでしょう。
なんとも言葉が出ません。
子供がにいちゃんを見つけて拾おうとするので
「親がいるから拾わないで。」
と声を掛けて、小学校の下校時間が過ぎるまで見ていました。
親はあまり厳しいことを言わずに好きな所を歩かせて、エサを運び続けていました。
難しいハードルを与えなくなったということは、「与えても越えられない」と踏んだということでしょう。
涙が出ました。
きみしぐれがよけいなことをしないで、親鳥が決断した日に巣を出発させていればヒナは3羽とも無傷で、いっちゃんのように早く成長できただろうにという申し訳なさは、最後まで消えませんでした。
(つづく)
にいちゃんはふきの下、いっちゃんは石垣の上の生け垣に落ち着きました。
しばらく観察すると、ここは「スズメ通り」とでも言えるほどたくさんスズメの巣がありました。
庭木を植えているお宅が並んでいて、巣作りにも、巣立ちにも、小鳥によい条件です。
屋根瓦や軒下に巣作りした者もいるし、電柱の機械の中に入っていく者もいます。
地面に低い方がネコに気を使わなければならなくなりますが、下草の中にも3家族いるほどの過密地域です。
さらににいちゃんの近くにも2家族いるようです。
それらが、ネコが近づくたびに激しく鳴き立てるので、ネコも怖がって逃げていきます。
もちろんシジュウカラの両親も鳴き立てました。
(猫は追い払えるのにスズメを追い払えないというのも不思議です。)
今年シジュウカラの巣が乗っ取られたのは、この過密が原因ではないでしょうか。
なぜこの地域に集まったのかは不明です。
スズメ同士でも場所の奪い合いがあって草の中に巣を作った者もいますが、もっと弱いシジュウカラから奪った方がいいと考えたのでしょう。
と、道路にスズメのヒナがいました。
巣から落ちたのでしょう。
黄色いくちばしで盛んに鳴いています。
朝の7時で人通りはありません。
親が必死になって横断させて草むらに誘導していました。
まだふわふわで、歩くのもやっとのヒナです。
でも、もう拾いません。
親が最善の方法を尽くすはずですから。
5月16日。
ふきの下から「ミミミ、ミミミ」というヒナの声が聞こえました。
でもふきが密生しているので場所がわかりづらく、親は梅に留まって、下に向かって何度も鳴いて場所を確認してエサを運ばなければなりません。
そのうちに、一番奥の角にいさせるようにしていました。
シジュウカラは、朝夕に多くヒナの所に来て日中はわりと少なくなるのですが、この日はかなり長くいました。
ヒナが「ミミミ」と鳴いていてもエサをあげるわけではなく、しきりに青い金網とブロックを上り下りし続けていました。
そうして午後からは、1羽がふきではなく奧の生け垣の中に移っていました。
金網を少しずつ上って行くように教えていたのでしょう。
金網の奧には高さ2メートル以上の石垣があり、その上に生け垣があります。
その上にはさらにしだれ梅の枝が傘のように雨を防ぎカラスから身を隠してくれています。
その生け垣の中にいっちゃんを移したのです。
目から鱗でした。
飛べないにいちゃんはふきの下で元気に「ミミミミ」と鳴いています。
親は2ヶ所を行き来するというハナレワザで2羽にエサをやり続けました。
↓こちらは19日に撮影したいっちゃん。
生け垣の中をかなり広く動いています。
それでも親は、いっちゃんだけを外に出そうとはしません。
他を捨ててできのいい子だけ先に行かせたりはしないんですね。
いっちゃんは一日の大半を生け垣の中で一人で過ごし、絶えず敵を気にしてキョロキョロと目を配っていました。
ふきや生け垣に移ってから、観察が楽になりました。
すぐ脇の工事の監督さんが鳥に関心がある方で
「2時3時くらいにふきのとこからヒナが鳴いてたよ。」
などと教えてくださるようになったからです。
建築関係といってもさまざまで、大型開発の場合は野鳥生息を調べてから着工しなければならないし、空港のまわりだと飛行トラブルにならないように野鳥を観察しないといけないのだそうです。
(つづく)
5月16日、巣を捨てて2晩を過ごしました。
またネコが来ていないか心配で、朝7時前に見に行きました。
ずいぶん冷えこんだ朝でした。
前日と同じ柵の根本にさんちゃんが立っていました。
「よかった!」と、思いました。
まもなく、親鳥が羽音もなくやってきて、一番弱っているさんちゃんの近くに降りました。
と、さんちゃんがポロリと下のアスファルトに倒れ落ちました。
親はすぐさんちゃんの近くに寄りました。
もう一羽の親鳥はさんちゃんにエサを持ってきました。
でも仰向けでひくひく動くばかりで起きあがりませんでした。
その後も両親は2回エサを持ってきましたが、さんちゃんは横になったままでした。
小さくて、まだ産毛でした。
ヒナは親の羽音がわかるようで、親の気配がしてから鳴き始めるのを何度も見ました。
さんちゃんは一晩一人で辛抱して、親が来て安心して力尽きたようでした。