治療開始前のあれこれ川崎病と診断されると一気に周りが慌ただしくなったナースセンターの側の部屋にお引越し。点滴を右手にもつけて両腕点滴。お腹に心電図のモニター。足にサチュレーションの管。検温、血圧、体重チェック。そして何よりグッタリした娘。赤黒い唇が切れて血が出て、度重なる採血で喉を枯らして声が出なくなって、疲れて寝ようとしても何度も検査で起こされ…小さな体が壊れてしまいそうで本当に怖かった。我慢したかったのに涙が止まらなかった。