wave of light
初めて参加しましたが、
キャンドルを灯している間、
誰にも邪魔されずにまめの事を想うことができましたおねがい


NICU*通院の日々
朝、
待ち合い室で体温を測る。
記入するのは私の担当。
ドアを開けて手を洗う。
そこからは旦那と競争だった。
早くまめに逢いたくて…チュー

NICUの入り口ドア、
そこで一度深く呼吸をする。
まずは画面の数字、
それからおしっこの管…
昨日より1つでも良くなってないか、それを探す。
そしてまめの顔を見る。

それだけで蕩けるような心地になった。

隣の保育器の小さな小さな赤ちゃんが、日を追う毎に“成長”していく。
昨日にはカバーが取れて、
今日は哺乳瓶から母乳を飲んでいる。

産まれてから、
一度も体を拭いてやれなかったまめのあんよは白くてカピカピだったから、
看護師さんがオイルマッサージをさせてくれた。

旦那と二人、
小さな小さなあんよ。
優しくマッサージする。

小さいのに、
いっちょまえに爪も伸びて、なんて可愛いんだお願い

旦那はよく先生達に冗談を言って、まめのベッドの周りは笑い声に溢れていた。
なんか楽しそうだなーイヒ
ってまめが元気になってくれないか、
ちょっと期待したりした照れ
(他の家族さんには迷惑だったかもショボーン)

うちの旦那は、
辛いときほど笑うのだ。
やっぱりこの人を選んで正解だった。

NICUに入って9日目、
朝行くと腕に入ってた点滴が無くなっていた。
なんとなく嫌な予感がした。

点滴が漏れて、
再び針を刺そうとしたけど、
浮腫み過ぎていて、
ただでも新生児の血管は細いから、
うまく入らなかったので、
残されたオヘソのルートを使って時間差で投薬するとの事だった。

浮腫みの弊害がじわじわと、
確実に出てきていた。

それと平行して、
最初の頃は病院に着くとウキウキして、
帰ると淋しくてたまらなくなっていた私が、
家に帰り着くと少し安堵するようになっていた。

あのときは、
自分はなんて親なんだと思ったけど、
今思うと、
それだけ心も体も張りつめていたんだと思う。

そして夜の着信がとても怖くなった。
そのくらい、
朝から夕方、日を追う毎に、
まめの体は弱っていった。