『日本人の買物を変えた「コストコ」がなぜ強いのか』感想、68点(100点) | まめストリート・ジャーナル 〜無料で情報が買える唯一の新聞〜

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最近、コストコで買い物をする機会があった(といっても通販です)ので良い機会なので、本を買ってみました。

コストコの大きな特徴としては、やはり2つあって、1つは大量の商品が並んでいる倉庫型の店舗。

そして、会員制という事です。

イオンやヨーカ堂と違って誰でも入れるわけではなく、年会費(年間4000円くらい)を払った人しか入れません。その代り、めっちゃ安いです。

日本人の買物を変えた「コストコ」がなぜ強いのか/佐藤 生美雄
¥1,728
Amazon.co.jp


・7兆円を超える売り上げ。

アメリカではかなりメジャーな企業で全世界での売り上げ高は7兆円を超えている大企業です。

1店舗あたりの売り上げは年間100億円を超えるそうで、日本だけで1000億円を売り上げているそうです。

・会員制スーパーの誕生。

元々会員制スーパーの元祖はコストコではなく、ソールプライスという人が1950年代に考案したシスムです。

元々コストコの創業者であるジム・シネガルという人もこの人の店で働いてそうで、もちにコストコに買収されます。

・会費ビジネスのすごさ。

で、コストコの大きな特徴とは大量仕入れと会費です。

1店舗に陳列される商品数は約4000アイテム。これはコンビニと同じ商品数だといいます。

その代りに、全世界規模で大量に仕入れて安く買う。

だから、コストコは安いわけです。

面白いのが、コストコの利益率はそれほど高くないという事です。7兆円近い売り上げのうち6兆円近くが商品原価です。

その代り、それを支えるのか年会費です。それによって、利益率が2%ほど上乗せされ利益が出せる。

この会員制ビジネスがコストコのポイントです。

イオンやヨーカ堂の方が利益率は高いですが、それにかかる維持費が膨大。

結果的に利益率の低いコストコの方が利益が出す構造になっています。

・おもいやり経営。


そして、これがすごいのがアメリカの上場企業でありながら、一番大切にする事は顧客と従業員だという事です。

対比として、株主価値を優先するウォルマートがあるわですが、たびたびコストコはもっと株主に還元すると言われています。

ただ、福利厚生や賃金はウォルマートに比べると全然良いです。

でっかいティラミスやプルコギが注目されますが、ビジネス面でも面白いですね。

でも130ページ近い文量で1700円は絶対高いです。創業者のジム・シネガル氏の伝記だったら分かりますが、基本的に15分くらいGoogleで調べれば出てくる内容だと思います。

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