【連載7回目 音楽は殺されるべきか?】テイラースウィフトは儲かる?定額配信の未来。 | まめストリート・ジャーナル 〜無料で情報が買える唯一の新聞〜

まめストリート・ジャーナル 〜無料で情報が買える唯一の新聞〜

新聞を読みたいけれど時間が無い。新聞は高いから購読していない。政治から経済、映画や音楽、株式投資、お得なマネー情報、本のレビューまで1つのテーマを1分くらいで紹介。新聞や本の代わりとしていかかでしょうか?

連載7回目。ついに今話題の定額音楽配信の話です。日本的に言えば、AWAが戦陣を切ってLINEそしてAppleと続いたわけですが、世界的に見ると音楽はスポティファイを筆頭に定額で聴く事は当たり前です。ただボクは「定額配信こそ音楽の敵」だと思ってます。

●CDこそ蓄音機以上の発明。

人気歌手のテイラースウィフトさんが定額配信に否定的な意見を述べてましたが、まさにボクはその通りだと思います。便利な半面に闇の部分もある。世界的に「CDは古い」という認識で一致してますが、ボクはCDは蓄音機以上の画期的な発明だと思ってます。

●インディーズは食べていけない。

定額配信のなにが問題なのか?というと、別に収入が減るとかCDの売り上げが下がるといった事ではなく、インディーズ。つまり新人が浮上しないわけですね。CDであればインディーズ市場があるけれど、定額配信が主流になると、例えば、ビートルズとデータ上は同じになる。CDが優れている点として、実はCD1枚の原価はそれほどではない。

例えば、インディーズのバンドが自分でCDを手売りした場合、かなりの利益率になるわけです。

●CDは雇用を生んだ。

爆発的にはヒットしないけど、固定ファンを獲得して生活しているインディーズバンドは少なくないわけです。CDが優れている点として、音楽家の「小室哲哉さん」は、「CDは雇用を生む」といった事を述べているわけです。それはCDを梱包するおばちゃん。CD店と店員そしてレーベルまで幅広く。CDが店頭で買われている時代であれば、CD店鋪がインディーズのバンドを大々的にアピールしてくれたりもするけれど、定額配信では個人が好きな曲だけを聴くわわけです。

テイラースウィフトさんが、定額配信に否定的な理由としてインディーズが上がって来ないという面も大きいそうです。別にテイラースウィフトさんクラスだったら配信でいいし、ミスチルもB’zも過去作品だけで生活できる。でも1回あたり数円の配信料収入ではインディーズは食べていけない。ここが定額配信の問題です。ある種の合理化が呼ぶ不況とでもいいましょうか、、。

ますます音楽が偏って行く事は安易に予想ができます。


次回最終回「音楽の未来について語ろう。」は明日夜9時頃更新予定です。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
読んで面白かったら「いいね」お願いします。最高の報酬です。(笑 ↓

ペタしてね

読者登録して頂くと、最新の記事が届きます。(↓)

読者登録してね
ーーーーーーーーーーーーーーーー

連載1回 音楽業界ってヤバいの?
連載2回 印税の仕組みについて知ろう。

連載3回 小室哲哉と90年代~CDバブルの時代。

連載4回 iPodによって音楽はデータ化の時代へ。

連載5回 定額配信の元祖?ナップスターとアメリカ。

連載6回 売れない音楽とMステの名曲ランキング。

連載7回 定額配信の未来。

(以下、予定)
最終回 音楽の未来について語ろう。