●CDこそ蓄音機以上の発明。
人気歌手のテイラースウィフトさんが定額配信に否定的な意見を述べてましたが、まさにボクはその通りだと思います。便利な半面に闇の部分もある。世界的に「CDは古い」という認識で一致してますが、ボクはCDは蓄音機以上の画期的な発明だと思ってます。●インディーズは食べていけない。
定額配信のなにが問題なのか?というと、別に収入が減るとかCDの売り上げが下がるといった事ではなく、インディーズ。つまり新人が浮上しないわけですね。CDであればインディーズ市場があるけれど、定額配信が主流になると、例えば、ビートルズとデータ上は同じになる。CDが優れている点として、実はCD1枚の原価はそれほどではない。例えば、インディーズのバンドが自分でCDを手売りした場合、かなりの利益率になるわけです。
●CDは雇用を生んだ。
爆発的にはヒットしないけど、固定ファンを獲得して生活しているインディーズバンドは少なくないわけです。CDが優れている点として、音楽家の「小室哲哉さん」は、「CDは雇用を生む」といった事を述べているわけです。それはCDを梱包するおばちゃん。CD店と店員そしてレーベルまで幅広く。CDが店頭で買われている時代であれば、CD店鋪がインディーズのバンドを大々的にアピールしてくれたりもするけれど、定額配信では個人が好きな曲だけを聴くわわけです。テイラースウィフトさんが、定額配信に否定的な理由としてインディーズが上がって来ないという面も大きいそうです。別にテイラースウィフトさんクラスだったら配信でいいし、ミスチルもB’zも過去作品だけで生活できる。でも1回あたり数円の配信料収入ではインディーズは食べていけない。ここが定額配信の問題です。ある種の合理化が呼ぶ不況とでもいいましょうか、、。
ますます音楽が偏って行く事は安易に予想ができます。
次回最終回「音楽の未来について語ろう。」は明日夜9時頃更新予定です。
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連載3回 小室哲哉と90年代~CDバブルの時代。
連載4回 iPodによって音楽はデータ化の時代へ。
連載5回 定額配信の元祖?ナップスターとアメリカ。
連載6回 売れない音楽とMステの名曲ランキング。
連載7回 定額配信の未来。
(以下、予定)
最終回 音楽の未来について語ろう。