『サムライカード、世界へ』感想、JCBの美辞麗句。 58点(100点満点中) | まめストリート・ジャーナル 〜無料で情報が買える唯一の新聞〜

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まず本書はあくまで「JCB」が世界で成功を収めるまでのサクセスストーリーを綴ったものです。別にクレジット業界を分析しようとか、電子取引の未来を語る本ではありません。ここが大変だったな~とか。この交渉は難航したな~とか。そういう事が200ページを使って書いてある本です。
サムライカード、世界へ (文春新書)/文藝春秋
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そもそも論として、日本で初の国際ブランドであるJCBですが、世界的に考えて「アメックス」や「ダイナース」が元祖であるわけで、それこそコンピューターが無い時代からクレジットカードを行っているわけです。美辞麗句を並べるのもいいですが、じゃあ本書を読んで何を思うのか?というと、「へぇ~」です。

それ以上でも以下でもありません。

もしかして、クレジットカード業界に興味があれば面白いかも?しれませんが、普通に読み物として非常に残念でした。文春新書クラスだったら普通に「世界のクレジットカードの歴史(クレジットはこうして生まれた)」的な本を出せば良かったとボクは思います。