探偵 | 美奈子の溜息

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どうしたんだ?

 

暗く沈んでる私の顔を覗き込む彼

 

元夫の奥さんが・・・

 

それで?

 

私と違って美人だし若いし魅力的だし・・・

 

で?

 

あなたの事を・・・

 

ん?俺?

 

うん・・・

 

誘惑したら勝てっこないなって思って

 

あはははははっ

 

何を塞ぎこんでると思ったら

 

君は俺が元旦那と同じ男だと?

 

だって

 

俺は素直で家庭的な君を愛してるんだよ

 

ケバケバしい女は趣味じゃない

 

えっ?何でケバケバしい女だと分かるの?

 

それは君が元旦那の奥さんの事を綺麗に化粧して派手な服を着てるって言うからイメージだよ

 

それだけでケバケバしいと分かるの?

 

派手な化粧に香水と言ったらお水の女ってイメージだろ?

 

私、香水付けてるなんて言ってないわ

 

そうだっけ?

 

俺の聞き間違いかな?

 

この人、何か隠してる

 

女の第六感が働く

 

あの女は既に彼に接触してるのか?

 

通帳を握りしめ電話帳を開いた

 

興信所 探偵

 

お金はある

 

義母が遺してくれたお金

 

あの女の事だ

 

絶対に黙って引き下がるはずない

 

興信所に片っ端から電話して親身になってくれる探偵を見つけた

 

一週間後の昨日、途中経過の報告聞きますか?と連絡があった

 

探偵は、「何度も言いますが、まだ途中ですよ」

 

前置きをした上で報告書を渡してきた

 

数枚の写真と一緒に

 

報告書を読む前に写真を見た私は手が震えた

 

あの女と彼が並んで歩いてる写真

 

偶然か?必然か?

 

報告書に目を通すのが怖い

 

嫌な汗が額から滴り落ちる

 

偶然だよ きっと

 

ただの偶然に違いない

 

偶然隣を歩いてるだけ

 

途中経過の報告書を一気に読んだ

 

なんでか涙が止まらなかった