綾子の大胆発言に黒田は焦り顔で
『ちょ・・ちょっと待って、知り合ったばかりだし』
『なに言ってんの?冗談よ』
突拍子もない綾子の屈託ない笑顔にサラッと冗談が可愛い、黒田の友人達は、綾子に一目惚れ![]()
有無も言わさず部屋に上がり
『黒田、紹介しろよ』
黒田の友人達の皆が黒田を男扱い
『紹介なら、自分でするわ』
綾子は今までの事、自分の事をさらけ出した。
気がつけば、黒田の他に4人の男が真剣に綾子の話を静かに聞いた。
その中の1人が
『綾子さんのような人を振るなんて・・・』
『しょうがないのよ・・・彼の好みは小柄な女性、私はデカイもん』
そう言って立ち上がった綾子
スラリと伸びた足、ミニスカートが似合う、更に艶のあるロングヘアーに天使の輪、パツチリ二重の大きな瞳
『綾子さん、黒田だけじゃなく、俺達にも、付き合うチャンスがあるかな?』
『私の自己紹介は終わったけど、黒田さん以外、誰も私に自己紹介していないわよ』
黒田は、ムッとした顔で
『伊集院、お前から自己紹介しろ』
『やった、お許しが出たぞ』
『私は伊集院 亮輔(りょうすけ)と申します。31歳の独身、青山のマンションに1人で住んでるんだ、彼女居ない暦半年、職業は某会社を経営してるんだ、年収は30億程、趣味は車磨き』
『年収30億って、凄いわ、半年前に何で彼女と別れたの?』
『性格の不一致って言うヤツかな?』
『お金持ちで社長だし、黙ってても女が寄って来るでしょ』
綾子の突っ込みに絶句
『おい、次は布川の番だぞ』
『自分は布川 大(ひろし)って言います。えっと・・・すみません、こんなの慣れてなくって・・・彼女居ない暦は2年です、こっぴどい振られ方をしたので、暫くは彼女なんてって思ってました、綾子さんを見るまでは』
『おい、脱線するなよ』黒田の野次が飛んだ
笑う綾子
『えっと・・・職業は外科医で32歳です』
『ほいっ、次は渡(わたり)の番だぞ』
『俺、渡 哲也、芸能人の渡 哲也と同じ名前なんだ、親がファンだったんで・・・たまたま渡って苗字だったから哲也って付けたんだって、30歳で独身で彼女居ない暦は1年、外資系の会社を経営してるんだ、黒田とは幼馴染だよ』
『次は加納の番だな』
ここに居る黒田は元が女とは思えない男らしい男、凄い職業の友人達なのに、仕切ってる?
『加納 涼、32歳、職業はイベント会社経営、彼女居ない暦、三ヶ月、別れた理由は今は言えない。ここに居る友人にも、まだ言ってなかった、つまらない喧嘩で別れたんだ、年収言うの?』
笑いながら黒田が
『年収で決める綾子さんじゃないから、言わなくてもいいよ、俺もまだ言ってないし』
『黒田の年収に誰も敵わないものな』
『えっ?伊集院さんの年収30億より上なの?、そんなに凄い人達がこんな所に集まって、何してんの?』
綾子の言葉に
黒田以外の4人は練習でもしたかのように声を合わせて
それは綾子さんのような女性がここに居るからです。
(・-・)・・・ん?私?
続く
