『ねぇ~どうしよう』
自分達の出てきたトンネルの穴は
無数の穴だらけの、どれだろう?
自分達の足元を照らして見た
廊下のような岩
せめて砂利か砂だったら足跡が残ってるのに
『だれか印つけてない?』
下を向いて大粒の涙をこぼした留美子が
『誰も出てこれない蜂の巣山』
ポツリと言った
『ここで諦めちゃ駄目だって、出てきた穴を探そう』
しかし広場な空間の回りは穴だらけ
『みんな同じに見えるよ』
そんな風に思っちゃ駄目
強い口調で奈津子は励まし、1つ1つの
穴という穴を
覗き始めた
広場な空間の隅っこにヒカリゴケが発生していた
ヒカリゴケを手に取って
待ち合わせの時間はとっくに過ぎている
捜索隊が来てくれるかもしれない
別々な行動をとってる宿泊客が探しにくるかも
必死に仲間を励まし
皆の手に持たせて
私達が出た穴は中が広かったよね
狭い穴だと思ったら入り口に印としてコレを付けて
さっ、ぐずく゛ずしていないで取り掛かりましょう
5人は一斉に穴を覗き狭いトンネルに
ヒカリゴケを
付けて回った
どれだけ時間が掛かったのか?
クタクタになりながら
汗だくになりながら
自分達の出て来た穴を探す努力をした
その結果、ヒカリゴケの付かない穴は
2箇所だけだ
『うん、こんな感じのトンネルだったよね』
『どっちだろう?』
この穴の入り口の違いは広場な空間との高低差
広場の空間に出た時・・・・・・・・
高低差は無かったよね
この穴はどっちも多少だけど高いよ
でも右の穴よりは左のトンネルの方が低いし
記憶違いかも、きっと左の穴だよ
今度はヒカリゴケで印を付けながら
進んでみようよ
『じゃあ行くよ』
5人は再びトンネルの内部に入って進み始めた
クネクネ曲がっているのは通ってきたトンネルと
同じだ
しかし、何かが
違う
皆も同じ事を
考え始めていた
臭いが違う
言葉に出来ない死臭とでも言うのか
腐った
臭いだ
戻ろう
奈津子は叫んだ
一斉に来た道を戻った
広場な空間に戻った5人
戻ったはずの空間が
さっきと違う
今度は地面に無数の穴のある空間だった
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