この時期が大嫌いになった。

どこに行ってもクリスマスソングが流れ、花屋にはポインセチアが並び、イルミネーションが街を賑やかに彩る。


先月の18日、息子の三回忌でした。

実家へ帰り、母と二人でお寺へと出向き、無事に三回忌を済ませてきました。

普段の暮らしの中で、突然涙が溢れ出す事も少なくなってきていたけれど、やはりあの子の思い出があちらこちらに染み付いた実家での六日間は辛かった。


そのままの学習机、教科書やノート、学生服、ゲーム機などなど…

そして首を吊っていた浴室前。

歯磨きをしようと歯ブラシ立てには息子が使っていたままの水色の歯ブラシ。

それを見ただけで目の奥から熱いものが溢れてくる。


夕方、校長先生が線香を上げに来て下さいました。

来年の三月末で転勤だそうで、少し寂しい気持ちになりました。

息子が通っていた中学校初の生徒の自殺。

校長先生の仰った「私が教員を辞めても一生心に残る生徒でした」の言葉にどれだけ泣いたことか。

亡くなってから何度線香を上げに来て下さったことか。


夜は特に仲の良かった友人が六名来てくれました。

もう立派な高校二年生。

随分と身長が伸びた子もいました。


実はこの仲良しグループの中で、毎月私に「今日で○ヶ月ですね」とLINEをくれる子がいます。

私はその子にだけ大阪土産を買いました。

実家は九州で、最終便で帰った私はレンタカーで実家より先にその友達の家へと向かいました。

LINEで「ちょっと表まで来てくれる?」と彼を呼び出し、大阪のお土産を手渡しました。

息子ではないのに我慢出来ずに彼を抱きしめてしまいました。


ありがとう。

本当にいつもありがとう。

息子を抱きしめる事は二度と出来ない。

身代わりみたいにしてごめんね。

でもどうしても抱きしめたかった。

大きくなったね。

息子が生きてたら一体どんないい男になってたんだろうな。


九州から帰る時、またその子にLINEをしました。

「○○にはちゃんとしたご両親がいるけれど、私も○○の第二のママにならせて欲しい」と。

すぐに彼から返事がきました。

「こんな僕で良ければ是非!」と。


息子に会いたい。

抱きしめたい。

彼が生きている時、1秒で叶う夢だったのに…

あまりに近すぎて、あまりにもその存在が当たり前すぎて、今となってはあなたと過ごした時間がどれほど貴重なものだったのか思い知らされます。


ママね、何も楽しくないんだ。

そりゃ友達と遊びに行けばそれなりに楽しんでるよ。

でも心についた深く大きな傷はブラックジャックでさえ治せないんだよ。

あなたの「ただいまー!腹減ったー!」の一言ですぐに治るのにね。


そしたらママはいつもみたいにこう言うの。

「おかえりー!今日の給食何やったー?」ってね。


まる二年、この会話をしてないなんて信じられないな。

毎日あなたを想っているからかな?

昨日もこんな会話してなかったっけ?

してないよね。

してたら文章打ちながら泣くわけないもんね。