今月の18日は私の50歳の誕生日です。

息子が亡くなった2020年11月18日。

つまり私の誕生日は永遠に息子の月命日ということになりました。


お誕生日おめでとうのメッセージに素直にありがとうが言えなくなってしまいました。


毎月の月命日は息子の為に花を買います。

商店街の花屋のママには息子の事を話しているので、18日には私を元気づけようと満面の笑みで迎えてくれます。

これまで花に遣ったお金は一体いくらになるんだろう?

でも息子が生きていたら花代なんか比べ物にならない程のお金が飛んでいったことでしょう。


息子が生きていたら何を欲しがったんだろうか?


話は変わりますが、先日親友の家で西島秀俊と香川照之さん主演の『流星ワゴン』というドラマ(日曜劇場)全10話を一気に観ました。

西島さんの父親役が香川さん。

この親子、とても仲が悪くて、西島さんは幼少期からワンマンな父親の事が嫌いで、生まれ育った広島を離れ、東京で妻と中学受験に失敗して引きこもりになった息子との3人暮らし。

妻はギャンブルにハマり、闇金業者から夫に隠れて借金を作る。

息子は引きこもり。

家の中はゴミ屋敷状態。

西島は父である香川さんみたいな父親にはなりたくないと、物分りの良い父親を演じてきていた。

ワゴンの運転手は吉岡秀隆。

彼は5歳の息子とドライブに出掛け事故を起こし即死。

その際、助手席に乗っていたのは再婚相手の妻の連れ子だった。

幸い妻は死ぬことは免れた。

幽霊になった息子ケンタはお母さんに会いたい、会って謝りたいという思いを秘めている。

お母さんをたくさん悲しませた。その事を直接謝りたいと。

「僕のこと忘れないで」と涙ながらに訴える。

妻は事故後再婚して新しい赤ちゃんを産んでいた。 

その事実を知った息子は「ママはもう僕の事を忘れたんだ!」と酷く落ち込む。

でも病床の母は一日だってケンタの事を忘れたことはないと諭す。

もう涙なくしては観れない素晴らしいドラマでした。


もし私の前にあのワゴンが現れたら私は息子に何を言うんだろうか?

とりあえず抱きしめて謝るだろう。

そして彼の成仏を心から願うことだろう。


人の死後の世界はわからない。

ワゴンがあるかもらわからない。

でももう一度会いたい。

会ったところで生き返る事はない。それは分かってる。


いくら幽霊になっていても会いたいんだよ。

そして彼に言いたい。 

どうか成仏して欲しい。

あなたがこれ以上辛い思いをするのは見たくない。


ママのこといつも気にかけてくれていたね。

世界で一番優しい息子だった。


ママも乗りたいな、流星ワゴン。

愛してるよ。


Twitterは君の質問箱が定期的に流れてくる。

知ってた?その質問箱にずっとイイネを押し続けてる男の子がいることを。

私はもう二度とその質問箱に答えが返って来ない事を知っている。 

でも息子のことをずっと忘れないでいてくれる友人たちには感謝の気持ちでいっぱいです。


君は愛されていた。

なんで死を選択しちゃったんだろうね。。


こんな殺伐とした世の中、生きるのが辛いのはママも実感してます。  


醜い心を持った若者。

迷惑動画をあげてはバズる事しか考えてないアホだらけのこの時代を目の当たりにしたら息子はどう思うだろうか?

 

或る意味、君は人間関係で悩むことなくこの世を去った。

汚れを知らないまま。


だけどママのわがままは鎮火すること無く、ただただ息子に会いたい。

叶うことのない夢。


月命日が近付いてくるとどうも情緒不安定になっちゃうね。