息子が亡くなってから初めて彼の夢を見た。
夢の中でもいいから一目会いたいと友達に話した事がある。
彼女もまた自死遺族である。
その彼女が「それはそれで辛いもんがあるで」と言っていたが、まったくその通りだった。
夢の中でも息子は心肺停止状態で、私は彼の胸に力を込めて心臓マッサージを施している。
生き返ってほしい。
目を開けてほしい。
だけど結局生き返る事なく泣き崩れて私は目が覚めた。
布団を丸めて息子を抱きしめるように声を上げて泣いた。
生きてるのが苦しい。
この先何度こんな辛い夢を見なきゃいけないのか?
仮に楽しい夢を見たとてそれは同じ事。
あの子はもういない。
しばらくしてから友達に電話した。
彼女はこう言った。
「よく自殺は逃げやっていう人おるけど、逃げられへんかったんちゃうかな?」と。
楽に生きる方法なんて探せばあるかもしれない。
真面目な性格故、逃げ方が分からず死を選んでしまった。
私の愛する息子も真面目な良い子だった。
彼は逃げ道が分からなかったのかも知れない。
ママはそれをお前に教えてあげることが出来なかった事が悔しいやら情けないやら。。
十月十日、私の腹の中で育ち、無邪気で優しくて可愛かった息子よ、私が自分の命より大切に思えたのはお前だけだったんだよ。
それだけはどうか分かってほしい。
これまでも、これからも。