終わってしまいましたが、最終日に娘と怖い絵展を見に兵庫県立美術館へ行ってきました。

最終日ということで10時過ぎに着きましたが、約1時間待ち、見終わったときには入口で100分待ちとの案内がありました。本当に沢山の方が見にいかれたんだなと思いました。

 

怖い絵展・・・吉田羊さんがナビゲータとなり中野京子先生の監修で怖い絵の様々なバックグランドを説明してくれます。

絵の解釈にはいろんな可能性があるので、なんの知識もなく絵をみる方がいいと言う日本の教育に疑問を持たれた先生が歴史を紐解くことで、その人それぞれの見方ができて更に怖さを印象つけさせれる。。ようなことを語っていたような。。。

 

人間の残酷さと共にそれを絵で表現できる芸術家に与えられた才能の偉大さを感じました。

 

東京での見れるようです。

 

http://kowaie.com/

 

 

 

 

この絵には一度見たら忘れがたい力がある。主役の圧倒的存在感で成功する舞台のようにジェーン・グレイの清楚な魅力が画面の全てを決している。
残酷な運命を前に怯えるでなく、怒るでなく、周りの悲嘆に動揺するでなく、覚悟を決めて死につこうとしている少女。その儚い一輪の花白い花のごとき姿、散る寸前のにおい立つ美しさに胸を打たれずにおれない。手探りしている首置台に触れれば、司祭の力を借りて身を伏し、処刑人の大きな斧の一撃を受けるのだ。
下に敷かれた藁は夥しい血を吸い取るためのもので、首が転がるさまをも想像させ、戦慄させる。処刑の理由は反逆罪。ヘンリー8世の姪の娘として生まれたばかりに政争に巻き込まれ、望みもしない王冠を被せられたあげく、わずか16歳で死なねばならなかった。王冠をかぶっていた時期はさらに短い。悲運のジェーン・グレイの異名は「9日間の女王」(中野京子の作品解説による)
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」

 

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