週末、夫の職場の同僚Aさんのお家にご招待して頂いたので遊びに行きました。


新しくお家を建てて引っ越しをされたので、お祝いを持って行きました。

Aさんご希望の、個包装になったお餅を持って行きました。




私はもっと豆餅、草餅など色んな種類のお餅を買いたかったけれど、なかなか個包装になった物がなくて唯一探せた個包装のお餅。



それと、お茶菓子的な物も購入。

これまた、甘いクリームが付いている物やチョコレートなどのお菓子は子供に食べさせたくないから、もし持ってきてくれるなら、シフォンケーキで。というリクエストにお応えして、個包装になったシフォンケーキを購入していきました。

(こんな感じのやつです)




このリクエストを聞いても分かるように、食べる物もかなり気を使って拘っていらっしゃるご家族。

何を貰っても嬉しいというわけではないので、リクエストして貰えた方がありがたい。




Aさん家族とは、子供がいない頃からBBQやバドミントンをして何度か遊んだ事もあり、楽しいご夫婦というイメージでした。


お互い2人ずつ子供がいて、子供の歳もほぼ同じ位。

前回6月に会い、子供同士が会うのは2回目。



うちの息子は、Aさんがとても面白いのでAさんにまた会いたい!と何度も言っていました。




しかし、

前回お会いした時も感じたのですが、Aさん家族とは教育方針や、子育ての考え方が真逆なくらいうちと違います。


Aさんご夫婦自体はとても楽しくて良い方なのだけど、あまりにも違いすぎて、かなり気を使いました。



新築にお邪魔させて頂いたのだけど、子供がそそうして、嫌な気分にさせてしまわないか、神経使いました。



20畳のリビングに、ジョイントマットが引いてあるのは1〜2畳ほど。

ここの場所以外でおもちゃを子供が落としてしまうと、床が傷つくから。と言われてしまいます。

柔らかいおもちゃしか持たせられない。

子供が歩き回るのも、ドタドタ歩くのも、静かに歩こうね。と注意しまくらないといけません。




新築にお邪魔するのだから、傷つけないように私達が気を使わないといけないのは当たり前。

でも、自分の子供達にも、普段厳しく穏やかに過ごすように注意しているようでした。



私も一戸建てを建てたい夢がありますが、その目的は、子供達が自由に思いっきり伸び伸びと過ごしてほしいから。

賃貸マンションのように、周りの住人の迷惑を考えず、アレもこれもダメと言わずに生活したいから。

新築だから、傷つけないように大人しく過ごせと子供に教えるのは、私の中では一戸建てに住む意味がないなぁと思ってしまいました。



伸び伸び子供の好奇心を大切にしたい、極力ダメと言わない育児を心掛けている我が家。

とにかく躾を厳しく、スパルタ教育をしているA家族。

全く真逆の考え方でした。



色んな話をする中で、

A家族に、旅行やお出掛けはするか聞いてみると、

全く行かない。夫婦共に出かけるのが面倒くさいから家にいたい派。

どうせこの年齢で色々連れて行っても、記憶に残らないから連れて行こうと思わない。

と仰っていました。


近場で家族で過ごす事は全然良いと思います。

でも、私はなるべく色んな場所に子供達を連れて行って新しい世界をどんどん見て経験して欲しい、そうして五感が刺激されて、感性も豊かになっていくと思っているので、これも真逆だなぁと思いました。



私達が伺った時、お昼寝中だった2歳のBくん。

起きた時に、私達がいて賑やかにしていたのにビックリして大泣きしてしまいました。


まだ2歳。

私達が来る事は知っていたけど、人見知りもするし、びっくりするし、泣いちゃうのは仕方ない事。

私なら、気持ちを共感しつつ、抱っこして別の部屋に行ってあやして落ち着かせると思います。


しかし、A家族は、

そんな事で泣くな。いつまで泣いてるの?

もういい加減泣きやめ!


決して優しい言葉をかけたりしません。

泣いてくっついている子供を離れるように言い聞かせていました。


何だか申し訳なくて、可哀想になってしまいました。

結局1時間くらいずっと泣きながら両親にくっついていました。



B君は今朝も、朝食後、ご馳走様を言わなかった事できつく叱られ、その後拗ねた事でも両親にきつく怒られた。と言う出来事があったようです。





ダイニングテーブルも、傷がつかないよう、テーブルクロスがひかれていました。

子供はどうしても引っ張りたがる。

Aさんに注意される息子。

私達も何度も注意するので、ハラハラしておやつタイムも申し訳なくて楽しめませんでした。



持参した個包装のシフォンケーキ。

一応人数分は足りるよう買って行きました。

普段、お祝い時デコレーションケーキを食べている我が家。

息子、本当はシフォンケーキも個包装のもの一個はペロリと平らげてしまうけど、B君は甘い物取りすぎになるから半分だけ。

だから、息子も半分だけ。という雰囲気になり、Bくんと息子が半分こしました。

Bくんは、普段甘い物を食べないので、多分甘いおやつの美味しさにビックリして凄い勢いで食べていました。

息子は物足りないと感じて、他のお菓子が欲しいと言い出しました。

かなり気まずい。



塩分、糖分の少ない食事。

野菜や魚中心のヘルシーな食事。

理想の食事に順応できているB君にも、そう躾できているA家族も凄いなぁと感心しました。




とにかく、家の中で遊ぶのは申し訳ないからどうしようと思っていたら、近くの公園に行こうか!

という事になりました。

子供達は一緒になって仲良く遊んでいました。

ようやく気を使わず過ごせる事にホッとしました。





帰りの車中。

私達夫婦思っていた事は同じでした。



かなり、厳しい躾だったね。

もううちは、Aさんのお家にお邪魔する事は出来ないだろうね。

きっと、Aさん夫婦は、うちの息子を我儘な子だと思っただろうし、うちの家族を家に呼びたくないって思っただろうな。


ここまで教育方針が真逆だと、気使うね。


どっちが正しいと言うわけでもないし、色んな考えがあって良いと思うけど、子供連れで遊ぶなら、同じ価値観の家族と遊ぶ方が気は楽だね。


と感じました。



そして改めて、私は我が子には、今まで通り私が考える子育てをしていこうと思いました。

厳しく躾ける事。そうする事で人様に迷惑かけず、どこに行っても恥ずかしくない子に育っていくのかもしれません。

Aさん家族は夫婦で同じ価値観の元子育てをしていて、子供の事はとても大切にしているし、うちと考え方が違うだけ。批判するつもりはありません。

しかし厳しくする事、甘やかさない事が正しいのか、私には共感しきれない部分がありました。

きっと、Aさん家族も、うちの子供との関わり方に共感できない部分は沢山あったと思います。


私は、危険な事と人様に迷惑かける事は厳しく注意するけど、出来るだけ子供にダメと言わなくて良い環境作りや、好奇心を大切にて色んな事に挑戦して経験に繋げていける関わりをして行きたいと思った1日でした。