大昔生きていた人たちが考えた漢字は面白い。
 
この字は罪人が手枷で自由を奪われている姿を表している。
 
 
 

 

なぜそんな形で【幸せ】としたのか。

幸せの定義は人それぞれ
富や名声、家庭、愛情、健康、自由…
万人に共通する幸せを一文字で表すことが難しかった。
 
だから、誰にとっても【幸せ】とは言えない
真逆の不幸のイメージを用いたのだ、と解く人がいる。
  
もっともっと幸せになりたいという欲望に対し
こうならなくてよかった、という不幸の姿を見ることで
 
何がなくても、自由があり命があることが【幸せ】だと感じられるのだ、と。
 
 
この表現の逆転の発想をはじめて聞いた時
なるほどすごい、と当時思った。
 
 
また別の漢字研究者は
 
手枷だけの刑罰で済むのは軽い方で、
さらに重い刑罰を免れたことが【幸せ】だと解釈している。
 
 
 
そして今日、
どちらにしても超他人軸な幸せだなと思う。
 
人は何かと比べないと幸せを感じることが難しい
きっと今も昔も変わらない。
 
 
でももしかしたら、
 
周りから見てどんなに不幸な状況であっても
幸せかどうかは本人にしか決められないのだ。
 
と解釈することもできるよね、と思った。
 
 
三千年以上前
この漢字を考えた人に直接聞くことは叶わないけれど、
解釈を決めるのもまた自分。自由だ。

 

 

 

 

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