管理栄養士国家試験と研究と私 -129ページ目

管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

おはようございます!

今日の過去問のテーマ?は、「肝臓」です。
Liverレバーです。

ちなみに、私はレバーが大好きで、
給食でレバーが出たときは、人の分までもりもり食べていましたにひひ

では、問題を、どうぞ!!
ちゃらん音譜

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非代償期の肝硬変についての記述である。◯か×か?

(1) 高アンモニア血症では、水分制限を行う。
(2) 低血糖予防のために、夜間食を加える。
(3) 食道静脈瘤の原因は、門脈圧の低下である。

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正解は・・・


(1) ×
(2) ◯
(3) ×

です!

えっと・・・
まず、「非代償期」がどんな状態なのか?
これがわからないと、問題を解くのに困りますよね。

「非代償」は、ダメになっているとき(肝硬変)です。
つまり、今回は、肝臓がダメになっている状態をさします。

今回は、肝臓の働きを理解しているか?を問う問題ですね。


×(1) 高アンモニア血で水分制限・・・?
ん?水分制限をしてアンモニアを濃くしようとしているの?
変ですね。
正しくは、たんぱく質を制限する、です。

高アンモニア血の場合は、アンモニアができる原因をさけてあげることが大切です。

アンモニアは、アミノ酸の代謝で生じてしまいます
したがって、たんぱく質(アミノ酸がたくさんつながったもの)の摂取を控えることで、高アンモニア血症を予防します。

肝臓が悪くなった時に、なぜ高アンモニア血症になるのか
も理解しておきましょう。


肝臓の働きの1つに、
尿素回路」があります。

尿素回路は、主に肝臓で進行しますが、一部腎臓でも進行します
主に、肝臓、一部、腎臓と覚えておきましょう。(ちなみに、主に肝臓、一部、腎臓で進行するといったら、糖新生も覚えておきましょうねニコニコ

尿素回路は、
アミノ酸の代謝で生じたアンモニア(有毒)を、尿素(ほとんど無毒)に変えると覚えておきましょう。

したがって、肝臓がダメになって、尿素回路がうまく進行しなくなると、
アンモニアを尿素にかえることができず、血中のアンモニアが増えて、高アンモニア血症となる・・・というわけです。
だから、肝臓がダメになったら、たんぱく質の摂取を控えるんですね。


(2) 低血糖予防のため、肝硬変では夜間食を加えます。

今日の、肝臓の働き2つめ。

糖新生」です。

先程書きましたが糖新生も、主に肝臓、一部、腎臓で進行します。

肝臓は、糖新生もしています。
糖新生といったら、2つ。コリ回路とグルコース-アラニン回路」です。

糖新生は、乳酸やアミノ酸など、糖以外のものからグルコースを作ることをいいます(グリコーゲンからグルコースを作ることは、糖新生とは言いません)。

①コリ回路
筋肉で生じた乳酸を肝臓に運んで、肝臓でグルコースにかえる。

②グルコース-アラニン回路
筋肉で生じたアラニン(アミノ酸)を肝臓に運んで、肝臓でグルコースにかえる。


・・・というわけで、肝臓がダメになると、糖新生ができなくなり、血糖値を維持することが難しくなります。
そのため、夜間食をとって、血糖値が下がってしまわないようにするんです


×(3) 食道静脈瘤の原因は、門脈圧の亢進です。

肝臓は、門脈経由で水溶性の栄養素が入る場所です。
腸管から吸収されて血液中に入った水溶性の栄養素(グルコースやアミノ酸、水溶性ビタミンなどなど)が、一番最初に入ってくるのが肝臓なんです。

肝臓がダメになる(肝硬変)と、肝臓がカチコチで、門脈から肝臓に栄養素が供給されなくなってしまいます。
このままだと、門脈の血管がパンパンになって破裂してしまう!!ということで、食道方に迂回路ができます
ですが、食道への迂回路はもろいので、コブ(食道静脈瘤)ができて、破裂してしまう・・・というわけです。


今日は肝臓の大事な働き、3つ出てきました

①尿素回路
糖新生
門脈経由で水溶性の栄養素が一番最初に入る

の3つです。

肝臓は、働きを覚えて、肝硬変になると、
その働きがダメになる・・・という風に考えると、
問題が解けるようになりますよひらめき電球

では、来週も肝臓の働きの続きです。
お楽しみに!


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2型糖尿病のモデルマウスがいますかお


きつね色をしていて、まるまる太っています。

動きも遅いので、すごくかわいいです。


マウスの名前は、KKAyとかいいます。


で、このKKAy・・・

2型糖尿病モデルマウスといわれていますが、私は2型糖尿病モデルマウスだとは思っていません。


だって、このマウス。


ひたすらインスリンが出まくるんですもんショック!

随時血糖値は600以上になって、

HbA1cは平気で14くらいになって、

ひたすらインスリンがでる、

でも空腹時血糖値は100くらい。。


疾患モデル動物は難しいプンプン

アルツハイマーの患者さんの脳には、βアミロイドというたんぱく質がたまっていることが知られています。


さらに・・・


アルツハイマーの患者さんの脳には、過酸化リン脂質という、いわゆるサビたリン脂質がたまっていることも知られています。


βアミロイドや、過酸化リン脂質。


これらって、アルツハイマーの原因なんでしょうか?

それとも、実は原因じゃなくて、アルツハイマーの結果なんでしょうか?


難しいプンプン


原因と結果の関係は慎重に考える必要があります。