今日の過去問のテーマ?は、「肝臓」です。
Liver、レバーです。
ちなみに、私はレバーが大好きで、
給食でレバーが出たときは、人の分までもりもり食べていました

では、問題を、どうぞ!!
ちゃらん

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非代償期の肝硬変についての記述である。◯か×か?
(1) 高アンモニア血症では、水分制限を行う。
(2) 低血糖予防のために、夜間食を加える。
(3) 食道静脈瘤の原因は、門脈圧の低下である。
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正解は・・・
(1) ×
(2) ◯
(3) ×
です!
えっと・・・
まず、「非代償期」がどんな状態なのか?
これがわからないと、問題を解くのに困りますよね。
「非代償期」は、ダメになっているとき(肝硬変)です。
つまり、今回は、肝臓がダメになっている状態をさします。
今回は、肝臓の働きを理解しているか?を問う問題ですね。
×(1) 高アンモニア血症で水分制限・・・?
ん?水分制限をしてアンモニアを濃くしようとしているの?!
変ですね。
正しくは、たんぱく質を制限する、です。
高アンモニア血症の場合は、アンモニアができる原因をさけてあげることが大切です。
アンモニアは、アミノ酸の代謝で生じてしまいます。
したがって、たんぱく質(アミノ酸がたくさんつながったもの)の摂取を控えることで、高アンモニア血症を予防します。
肝臓が悪くなった時に、なぜ高アンモニア血症になるのか?
も理解しておきましょう。
肝臓の働きの1つに、
「尿素回路」があります。
尿素回路は、主に肝臓で進行しますが、一部腎臓でも進行します。
主に、肝臓、一部、腎臓と覚えておきましょう。(ちなみに、主に肝臓、一部、腎臓で進行するといったら、糖新生も覚えておきましょうね
)尿素回路は、
「アミノ酸の代謝で生じたアンモニア(有毒)を、尿素(ほとんど無毒)に変える」と覚えておきましょう。
したがって、肝臓がダメになって、尿素回路がうまく進行しなくなると、
アンモニアを尿素にかえることができず、血中のアンモニアが増えて、高アンモニア血症となる・・・というわけです。
だから、肝臓がダメになったら、たんぱく質の摂取を控えるんですね。
◯(2) 低血糖予防のため、肝硬変では夜間食を加えます。
今日の、肝臓の働き2つめ。
「糖新生」です。
先程書きましたが、糖新生も、主に肝臓、一部、腎臓で進行します。
肝臓は、糖新生もしています。
糖新生といったら、2つ。「コリ回路とグルコース-アラニン回路」です。
糖新生は、乳酸やアミノ酸など、糖以外のものからグルコースを作ることをいいます(グリコーゲンからグルコースを作ることは、糖新生とは言いません)。
①コリ回路
筋肉で生じた乳酸を肝臓に運んで、肝臓でグルコースにかえる。
②グルコース-アラニン回路
筋肉で生じたアラニン(アミノ酸)を肝臓に運んで、肝臓でグルコースにかえる。
・・・というわけで、肝臓がダメになると、糖新生ができなくなり、血糖値を維持することが難しくなります。
そのため、夜間食をとって、血糖値が下がってしまわないようにするんです。
×(3) 食道静脈瘤の原因は、門脈圧の亢進です。
肝臓は、門脈経由で水溶性の栄養素が入る場所です。
腸管から吸収されて血液中に入った水溶性の栄養素(グルコースやアミノ酸、水溶性ビタミンなどなど)が、一番最初に入ってくるのが肝臓なんです。
肝臓がダメになる(肝硬変)と、肝臓がカチコチで、門脈から肝臓に栄養素が供給されなくなってしまいます。
このままだと、門脈の血管がパンパンになって破裂してしまう!!ということで、食道の方に迂回路ができます。
ですが、食道への迂回路はもろいので、コブ(食道静脈瘤)ができて、破裂してしまう・・・というわけです。
今日は肝臓の大事な働き、3つ出てきました。
①尿素回路
②糖新生
③門脈経由で水溶性の栄養素が一番最初に入る
の3つです。
肝臓は、働きを覚えて、肝硬変になると、
その働きがダメになる・・・という風に考えると、
問題が解けるようになりますよ

では、来週も肝臓の働きの続きです。
お楽しみに!
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