管理栄養士国家試験過去問解説27 | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。


いよいよ師走です。
12月って本当にあっという間ですよね。

そろそろ、苦手な部分から逃げるのもキツイ時期になってきましたむっ

今日は、おそらく苦手な人が多いであろう
ホルモンに関する問題です爆弾

まずは基本から!

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内分泌器官と分泌ホルモンの組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)下垂体前葉 ーーー バソプレシン
(2)下垂体後葉 ーーー 成長ホルモン(GH)
(3)甲状腺 ーーーーー チロキシン
(4)副腎皮質 ーーーー アドレナリン
(5)副腎髄質 ーーーー コルチゾール

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正解は・・・(3)です。


まずは、
それぞれのホルモンが
①どこから分泌されるのか?
②どういう作用をもつのか?
を覚えていないと得点にはつながりませんよね。

全て覚えているか、チェックしてみてくださいね得意げ


×(1)バソプレシンは、
    ①脳下垂体後葉から分泌されるホルモン
    ②集合管で水の再吸収を行う。
     
   バソプレシンの分泌が増えると、集合管での水の再吸収が増えて、尿量が減る。だからバソプレシンは抗利尿ホルモンと言われるんですよシラー

ちなみに、脳下垂体後葉から分泌されるホルモンで覚えておきたいのがもう1つ。
オキシトシン(射乳ホルモン)です。


×(2)成長ホルモンは、
    ①脳下垂体前葉から分泌されるホルモン
    ②その名の通り、成長に関わる(例えば、骨や筋肉の成長など)


◯(3)チロキシンは、
    ①甲状腺から分泌されるホルモン
    ②身体を元気する

ちなみに、甲状腺ホルモンのチロキシン(サイロキシン)の材料はチロシンです。
甲状腺ホルモンの分泌が多い病気(甲状腺機能亢進症)は、バセドウ病です。

逆に、甲状腺ホルモンの分泌が少ない病気(甲状腺機能低下症)は、
子どもではクレチン症
大人では橋本病といいます。


×(4)アドレナリンは、
    ①副腎髄質から分泌されるホルモン
    ②イメージは、ライオンに追いかけている?!

たとえば、ライオンに追いかけられているときは、生き延びようと必死ですよね?
そんなときは、血糖値を上げて、気管を広げて(空気を一生懸命吸って、逃げないといけない)、血液凝固能を高めて(ひっかかれた時に血が止まるように)、、、などです。


×(5)コルチゾールは、
    ①副腎皮質から分泌されるホルモン
    ②ストレスに対抗する=血糖値を上げる

副腎皮質ホルモンには、
糖質コルチコイド(コルチゾール)と
ミネラルコルチコイド(アルドステロン)
があります。
(アルドステロンの働きは、遠位尿細管からのナトリウムの再吸収)

ちなみに、
クッシング症候群:副腎皮質ホルモン(特にコルチゾール)分泌が多い
アジソン病:副腎皮質ホルモン(特にコルチゾール)分泌が少ない



ちなみちなみに、ホルモンには水溶性のものと脂溶性のものがありますが、
甲状腺ホルモン・副腎皮質ホルモンは、脂溶性ホルモンです。

脂溶性ホルモンの方が少ないので、
まずはしっかりと甲状腺ホルモンと副腎皮質ホルモンが脂溶性ホルモン!
と覚えておいてくださいニコニコ


ホルモンに関しては、まずはこれを覚えてしまわないと問題を解くのに苦戦します。
次週もホルモンに関する問題を扱います。

しっかり覚えて次週確認してみましょうニコニコ