おはようございます。
5月も今週でおしまいですね。
今日は先週のつづき。糖質の栄養に関する問題です

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糖質の栄養に関する記述である。◯か×か?
(1) アミノ酸からのグルコース産生は、コリ(Cori)回路による。
(2) 乳酸からのグルコース産生は、グルコース-アラニン回路による。
(3) 筋肉中のグリコーゲンは、グルコースに分解され血液中に放出される。
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今日は、正解の前に問題文中の
「コリ回路」と「グルコース-アラニン回路」についてお話をしてしまいます。
管理栄養士国家試験で毎年出題される糖新生。
糖新生といえば、
「コリ回路」と「グルコース-アラニン回路」の2つです。
ポイントは、
①糖新生は主に肝臓、一部腎臓で行われる
②アミノ酸や乳酸からグルコースを作る
(※グリコーゲンからグルコースを作ることは糖新生とは言いません!)
この糖新生には、
①筋肉で生じた乳酸を肝臓に運んでグルコースを作り、筋肉に戻す=コリ回路
②筋肉で生じたアラニン(アミノ酸)を肝臓に運んでグルコースを作り、筋肉に戻す=グルコース-アラニン回路
の2つがあります。
筋肉で生じた◯◯を肝臓に運んで~と書きましたが、
糖新生は主に肝臓で行われるので、肝臓と書きました。
腎臓でも糖新生は行われるので、注意してくださいね。
ここまで説明したところで、問題に戻ります。
×(1)アミノ酸からのグルコース産生は、グルコース-アラニン回路でしたね。
したがって、×です。
×(2)乳酸からのグルコース産生は、コリ回路です。
×(3)筋肉中のグリコーゲンはグルコースに分解されません。(血糖の維持はできない)
一方で、肝臓のグリコーゲンは、グルコースに分解されて、血糖の維持をすることができます。
この理由を説明します。
グリコーゲンを分解してグルコースを産生するときには、
グルコース6リン酸からグルコースに変換する必要があります。
このグルコース6リン酸からグルコースに変換されるときに必要な酵素が「グルコース6ホスファターゼ」です。
肝臓にはグルコース6ホスファターゼがあって、
筋肉にはグルコース6ホスファターゼがないので、
肝臓のグリコーゲンはグルコースにまで分解できて(血糖の維持ができる)、
筋肉のグリコーゲンはグルコースにまで分解できない(血糖の維持はできない)んです。
管理栄養士なら絶対に避けては通れない?!
糖質の栄養、特に糖新生についてのお話でした

では、また来週
