管理栄養士国家試験過去問解説38 | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

おはようございますニコニコ

さぁいきますビックリマーク

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幼児期の栄養に関する記述である。正しいものはどれか2つ選べ。
a 鉄欠乏性貧血は、少ない。
b 糖質エネルギー比率は、20~30%とする。
c 体重当たりのたんぱく質維持必要量に、男女差がない。
d マラスムスでは、浮腫がみられない。
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自信を持って、がしっ!!っと答えてみましょうニコニコ

正解は・・・

えっと・・・
えっと・・・

cとdです。

では簡単に解説します。

a 鉄欠乏性貧血は多いんです。
幼児期でも、思春期でも、妊婦でも、高齢期でも・・・
いちばん多いのが鉄欠乏性貧血です。


b 糖質エネルギー比率20~30%は低過ぎますね。
聞いたことがない低さですえっ
やっぱり50~60(70)%は目指しましょう。

c 幼児期って、男の子も女の子もあんまり区別がつきませんシラー
よって、男女差はないんです。

d 浮腫がみられるのはクワシオルコルです。
クワシオルコルはたんぱく質不足。
たんぱく質不足で、血中のアルブミンが低下するため、血漿膠質浸透圧が低下して浮腫をきたします。
マラスムスは、エネルギー不足ですよ。


というわけで・・・

本番まで・・・いや!合格まで一直線です合格