管理栄養士国家試験過去問解説36 | 管理栄養士国家試験と研究と私

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おはようございます!

さむーーーーーい雪の結晶ですねえっ


寒くて身体がかっちかちです。

今日の問題は、こちら!

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アシドーシス・アルカローシスとその原因に関する組み合わせである。正しいのはどれか。

(1) 呼吸性アシドーシス ー 過呼吸(過換気)
(2) 呼吸性アルカローシス ー 肺気腫
(3) 代謝性アシドーシス ー 嘔吐
(4) 代謝性アシドーシス ー 飢餓
(5) 代謝性アルカローシス ー 腎不全

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ちっちっちっちっちっち・・・・・


どかーん!!

正解は、 (4)です。


迷わず正解を選べましたか?


こういう問題がさっくと解けるようになっていると、いいですねニコニコ


それでは、解説します。


×(1) 過呼吸(過換気)では、応急処置として、口に袋をてる・・・というのはよく聞きますよね。
過呼吸で「はっはっはっはガーンDASH!」となってしまっているときは、苦しくて一生懸命酸素をいすぎて、二酸化炭素が不足してしまっています。

だから、口に袋をあてて、自分の吐き出した二酸化炭素を吸い込ませるんです。


繰り返しですが、過呼吸では、体内の二酸化炭素が不足しています。
二酸化炭素は酸性なので、血中の二酸化炭素が不足することにより、アルカローシスです
呼吸により引き起こされるので、呼吸性アルカローシスです。


×(2) 肺気腫は、慢性閉塞性肺疾患の1つです。「閉塞性」という名のとおり、閉塞しているから、息を吐き出すことができないんです。
したがって、二酸化炭素(酸性)が吐き出せず、呼吸性アシドーシスになります。

×(3) 嘔吐すると、胃酸が出ます。
嘔吐をすると、なんか食道がスースーする感じがしたり、口の中が酸っぱくなったりしますよね。胃酸は酸性ですからカゼ

したがって、嘔吐をすると、酸が排泄されることでアルカローシスになります。



嘔吐に下痢…ちょっと汚い話ですが・・・補足です。

下痢をすると、アルカリ性の重炭酸イオン(HCO3-)が排泄されるので、アシドーシスになります。


◯(4) 飢餓状態では、グルコースが不足しています。グルコースが不足すると、解糖系が進行できなくなってしまうので
解糖系→TCA回路→電子伝達系・・・とエネルギーを得ることができなくなってしまいますよね。

それではどうやってエネルギーを確保しよう?!
ということで行われるのが、脂肪酸のβ酸化です。

飢餓時には、身体のあぶら(トリグリセリド)を分解して、脂肪酸β酸化によりアセチル-CoAを作ります(脂肪酸のカルボキシ基側から、炭素が2こずつとれて、アセチル-CoAが作られるんでしたね)。


アセチル-CoAは、TCA回路に入るので、エネルギーを得るのに使えることがわかりますね。

じゃあ、ご飯食べなくて、身体のあぶらを分解するようにしたら痩せるじゃん!
・・・と言いたいところですが、脂肪酸のβ酸化では、アセチル-CoAを作るとき一緒に「ケトン」ができてしまいます。

ケトン体は酸性の物質なので、飢餓状態で脂肪酸のβ酸化にからエネルギーを得る状態では、身体はアシドーシスになります


×(5) 腎臓は、血液をろ過しておしっこをつくります。
腎臓の糸球体で血液をろ過し、必要なものは再吸収、いらないものは排泄します。

正常な腎臓なら、「リン、酸、カリウム、尿素、クレアチニン」などは糸球体ろ過された後、尿中に排泄されます。

腎臓が悪くなると、ろ過がうまくいかなくなるのはもちろん、尿中への排泄もうまくいかなくなります。
したがって、酸の排泄もうまくいかないので、血中に酸がたまってしまって、アシドーシスとなります。

腎不全になると、酸以外にも、リンやカリウム、尿素、クレアチニンなどが排泄出来ず、血中で増えてきます。
なので、腎不全の問題では、これらが上昇します。

ちなみに、
「血中の尿素は20mg/dL以上」、
「血中のクレアチニンは1.0mg/dL以上」
くらいになると、腎臓がかなり悪くなっている!と思って問題を解いてみて下さいね