
今日は文化の日の振替休日ですね。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
私はいつも通りです

ちょっと前までどこもかしこもハロウィンだったのに、
いっきにクリスマスにチェンジしましたね

そしていつのまにかホットの飲み物を欲するようになっていました。
さてさて?、そんな11月最初の過去問解説です。
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糖尿病性腎症の顕性腎症前期(第3期A)の食事療法に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) エネルギー量は、40kcal/kg 標準体重/日とする。
(2) たんぱく質は、0.8~1.0g/kg 標準体重/日とする。
(3) カリウムは、500mg/日以下にする。
(4) カルシウムは、400mg/日以下にする。
(5) 水分は、前日の尿量分に制限する。
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腎臓病の◯◯期の食事療法・・・
あ~~忘れちゃった。
あそこらへん覚えること多すぎて無理

なんて方、多いですよね。
覚えていなくても、基本さえおさえていればなんてことありませんよ

正解は・・・(2) です。
①病気になってしまった時の基本の栄養バランスをおさえて、②腎臓病の時の食事療法のポイントをおさえておけば、かなりの問題を解くことができるようになります。
まずは、病気になってしまった時の基本の栄養バランスから。
※(例えば、糖尿病になったらバランスの良い食事!といわれますが、そのバランスの良いというのがこの「病気になってしまった時の基本の栄養バランス」です)
①【栄養バランスの基本】
エネルギー:25~30kcal/kg 標準体重/日
たんぱく質:1.0~1.2g/kg 標準体重/日
食塩:男性9g/日、女性7.5g/日 です。
次に、腎臓病の食事療法です。
②【腎臓病の食事療法】
エネルギー:30kcal/kg 標準体重/日
たんぱく質:0.6~0.8g/kg 標準体重/日
食塩:5~6g/日 です。
腎臓病になると、たんぱく質を控えるというのは基本ですね。
なぜたんぱく質を控える必要があるのでしょうか?
たんぱく質は、アミノ酸がたくさんつながったものです。
アミノ酸を代謝する時に尿素が作られてしまうのですが、その尿素を排泄しようとして腎臓に負担がかかってしまうので、たんぱく質は減らします。
食塩を減らす理由は、食塩を沢山とると、血圧が高くなってしまい、腎臓に流れ込む血液量が多くなりすぎてしまい、腎臓に負担がかかるからです。
前おきが長くなりましたが、問題をみていきましょう。
ちなみに、腎症の病期区分は5期までありますが、
3期から腎機能が落ち始めてちょっとやばい。
5期は、腎臓もうダメ!
くらいのイメージはもっておくと、問題が解けますよ。
×(1) エネルギー量が40kcal/kg 標準体重/日が多い!という感覚が大切です。多すぎです。25~30kcal/kg 標準体重/日です。
◯(2) 3期では腎機能が落ち始めています。
そういう段階では、たんぱく質の摂取量を0.8g/kg 標準体重/日にします。
ネフローゼ症候群の時のたんぱく質摂取量も0.8g/kg 標準体重/日です。
×(3) 腎症の3期では、カリウムの摂取量を制限する必要はありません。
カリウムは、普段腎臓で濾過され、排泄されているミネラルです。
したがって、腎臓がダメになると、うまく排泄できなくなり、血中のカリウムが増えてしまいます。
なので、腎臓がかなり悪くなってくると、少し制限をする(1500mgくらい)必要があると覚えておきましょう。
×(4) カルシウムについては特に制限はありません。
ちなみに、カルシウムは、腎臓の糸球体で濾過された後、尿細管で再吸収されます。
×(5) 水分の摂取量を気にする必要があるのは、透析をしているときや、浮腫などです。
すみからすみまで食事療法を覚えるのは大変です。
まずは、おおまかに食事療法をとらえるところから始めて、
徐々に知識をプラスしていくのがオススメです
