一般的に赤身肉はガンのリスクを高めると言われていますが・・・ | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

さまざまな疫学研究によって・・・


赤身肉を食べすぎるとガンのリスクが高まることが明らかにされています。


肉の食べすぎはいけないってことです。

でも、なんでいけないのでしょうか?


だって、赤身肉の主成分ってたんぱく質ですよね。

たんぱく質はアミノ酸の塊みたいなものです。


アミノ酸って身体に悪いの?

ってことになってしまいます。


赤身肉のたんぱく質と、卵のたんぱく質と、魚肉のたんぱく質と、大豆のたんぱく質と、そんなに違うの?ってことです。


最近の研究で、なぜ赤身肉の食べ過ぎがが良くないのか?

について、少しだけ明らかにされました。


どうやら、赤身肉中のカルニチンがいけないらしいえっ

カルニチンが腸内細菌で発酵されると変なものに変わるらしいえっ

この変なものが身体に良くないらしいえっ


え?じゃぁサプリメントのカルニチンもあんまりよくない!?


ま、研究っていうのは、仮説と仮説の検証の繰り返しですから、このカルニチン説の真偽が明らかになるのは、まだしばらく先になりそうです。