管理栄養士国家試験過去問解説12 | 管理栄養士国家試験と研究と私

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み~~~~んみんみんみんみん・・・じじじじじじじじじ・・・・・
おはようございますニコニコ

週は過ごしやすかったですねシラー

私は暑いのがとっても苦手ですが、
朝晩暑さがひいて、少しひんやりした時ってすごく好きです。

今日は、国試では絶対はずせない、糖質の問題です。

糖質の代謝に関する記述である。◯か×か?

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) 肝臓には、グルコース-6-ホスファターゼが存在する。
) グリコーゲンが加リン酸分解されると、グルコースが生成する。

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正解は・・・
(1) ◯
(2) ×

です。

どうですか?
このあたりは得意ですか?

では、解説いきますね。

◯(1) 肝臓にはグルコース6ホスファターゼが存在します。
筋肉にはグルコース6ホスファターゼがないんでしたね。

このグルコース6ホスファターゼは、グルコース6リン酸がグルコースに変換されるために必要な酵素です。

グリコーゲンの分解では、グリコーゲンが加リン酸分解によってグルコース1リン酸になり、さらに、グルコース1リン酸→グルコース6リン酸→グルコースとなります。
グリコーゲンは肝臓と筋肉に貯蔵されている糖です。

グルコース6ホスファターゼは肝臓にあって、筋肉にはないので、
肝臓のグリコーゲンは最終的にグルコースになりますが、筋肉のグリコーゲンはグルコースにならないんです

ここまでの解説、ぜ~~んぶ国家試験にでますよ!

×(2)グリコーゲンが加リン酸分解されてできるのは、グルコース1リン酸です。
グリコーゲンの分解が「加リン酸分解」というのはしっかり覚えておきましょう。



さてさて、肝臓と筋肉に蓄えられているグリコーゲンですが、
量はどちらの方が多いと思いますか?

…グリコーゲンの量は筋肉の方が多いんです。
だって、筋肉は体中にありますから
ちなみに濃度は肝臓の方が高いんですよ。

へぇーーーーーー得意げ


では、みなさん

勉強しなきゃ!と無理をしてしまう人も多いかもしれませんが、
の暑さに負けないように、しっかり休みもとってくださいね


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