
「すべすべまんじゅうがに」
ってかわいい名前ですが(私はかわいいと思っている)、
実物は全然かわいくないし、毒があるんですよ!!
私には毒はありませんので、
安心してください

さて、週の始まりの月曜日です。
今日も1問、頑張りましょう!
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(1) 芳香族アミノ酸は、肝臓で代謝されない。
(2) アラニンは、非必須アミノ酸(可欠アミノ酸)である。
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正解は・・・
(1) ×
(2) ◯
です。
×(1) 芳香族アミノ酸(AAA)は肝臓で代謝されるんです。
なんで?!とか言わずに、覚えましょう(笑)
芳香族アミノ酸は、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファンなどです。
芳香族アミノ酸ときたら、分岐鎖アミノ酸も併せて覚えておきたいですね。
分岐鎖アミノ酸(BCAA)は、筋肉で代謝されます。
分岐鎖アミノ酸は、バリン、ロイシン、イソロイシンです。
◯(2) アラニンは非必須(可欠)アミノ酸です。
私たちの身体を作っているアミノ酸は全部で20種類。
そのうち、食べ物から摂取しなくてはいけない、必須アミノ酸(不可欠アミノ酸)は9種類。
私たちの身体をつくっているアミノ酸は9種類!
とか言われてひっかからないようにしてくださいね。
では、必須アミノ酸は9つ。
いろいろな覚え方がありますが、私の覚え方を紹介します。
「とろ~りバス不明、ひぃ~~~!」です。
トリプトファン
ロイシン
リジン
バリン
スレオニン
フェニルアラニン
メチオニン
イソロイシン
ヒスチジン
9つもあって大変ですが、こういう基本は絶対に忘れないように、
ちょこちょこ期間をあけて確認してみましょう。
●今日のポイント●
芳香族アミノ酸は肝臓で代謝される
分岐鎖アミノ酸は筋肉で代謝される
私たちの身体を作っているアミノ酸は20種類
そのうち必須アミノ酸は9種類
これだけはしっかり覚えておきましょう。
それはもう大丈夫

という方は、少し応用してみましょう。
芳香族アミノ酸は肝臓で代謝されますよね。
ということは、肝臓が悪くなると、芳香族アミノ酸が代謝されにくくなります。
そうすると、血液中の芳香族アミノ酸が増えてしまい、
フィッシャー比が低下します。
フィッシャー比は、
「分岐鎖アミノ酸(BCAA)/芳香族アミノ酸(AAA)」
で算出します。
肝臓が悪くなると、芳香族アミノ酸が増えるので、フィッシャー比が低下する。
これがまずいことなんです。
肝硬変では、フィッシャー比が低下しないように、
分岐鎖アミノ酸を投与する
こんなのも問題で出ますので、
ふ~~~ん

今はまだ全部完璧に覚えられなくてもあせらないでくださいね。
「へぇ~!そうなんだ!」を繰り返すうちに、少しずつ記憶が定着します。
せっかく時間を作って勉強するんですから、
勉強している自分をほめながら、楽しく勉強していけたらいいですね。