管理栄養士国家試験過去問解説10 | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。


おはようございますニコニコ
こんにちはシラー
こんばんは得意げ

今日から7月です。早いです。
私の中では、7月になると夏ヒマワリという感じがします。

小学生の頃は、
夏休みの宿題7月中に終わらせる!と意気込み、
毎回最終日までやってたな~

それでは、7月第1回目の過去問解説。
今日は先週にひきつづき、アミノ酸についてです。


アミノ酸の代謝に関する記述である。◯か×か?
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(1) シトルリンは、たんぱく質合成に利用される。
(2) 分岐鎖アミノ酸は、肝臓で効率良く取り込まれて代謝される。

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ちっちっち・・・・
ぶーーーーー!!







正解は・・・
(1) ×
(2) ×

です。

両方不正解なんてずるい!とか言わないでくださいねべーっだ!

×(1) シトルリンってなに?!
 あまり聞き慣れないですよね。

 シトルリンはアミノ酸です。
 もうちょっと追加すると
 シトルリンはアミノ酸で、尿素回路のメンバーです。
 
 アミノ酸はアミノ酸なんですが、
 たんぱく質の構成成分となるアミノ酸20種類ではありません。
 (「たんぱく質を構成するアミノ酸は20種類」というのも大事です
 
 
 シトルリンはアミノ酸で、尿素回路のメンバーと書いたので、
 尿素回路について少し。
 
 尿素回路は、アンモニアを解毒する回路です。
 (アンモニアは、アミノ酸の代謝で生じます)
 この尿素回路が進行する場所は、主に肝臓、一部腎臓です。

 尿素回路は主に腎臓で進行する・・・
 なんて問題にひっかからないようにしましょう。
 
 (ちなみに、糖新生も主に肝臓、一部腎臓で進行するので、いっしょに覚えておきましょう。)

 主に肝臓、一部腎臓で進行する尿素回路
 このメンバーを紹介します。
 「おしりあるある」ですべーっだ!

 オルニチン→シトルリン→アルギノコハク酸→アルギニン→オルニチン・・・・
 という風に進行します。

 尿素回路中のオルニチンとシトルリンは、たんぱく質を構成するアミノ酸20種類ではない。

 う~~~ん。
 今日はちょっと覚えることが多いですが、ぶつぶつ言いながら、少しずつ覚えてみてください。


×(2) 分岐鎖アミノ酸は、筋肉で効率よく代謝されます。先週の復習ですね。
 
 ちなみに、
 芳香族アミノ酸は、肝臓で効率よく代謝されます。
 



昨日は今年1回目のセミナーでした
セミナーに参加された皆さん、ありがとうございました。


セミナーで勉強した内容の問題を12問解いてみると、どういう風に問題が出題されるのかわかりますし、記憶も定着します。

是非、チャレンジしてみてくださいねひらめき電球

遠くて参加出来ない方、怪しそうだから行く勇気がない方、
過去問解説をうまく活用して、少しずつ、でも確実に、実力をつけていっていただけたらと思います。

それでは、また来週~~~

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7月7日(日)、715日(月・祝)池袋にて13~17時

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これから管理栄養士国家試験の勉強を始める人のための
いちばんやさしい基礎講座です。

どこから始めたら良いのか、何から手をつけたらよいのかわからない方におすすめです。
7月7日(日)はまだ残席がありますよ。


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