管理栄養士国家試験過去問解説7 | 管理栄養士国家試験と研究と私

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そして、この過去問解説で少し問題にチャレンジしてみましょう。
どちらも1週間に1回です。

塵も積もれば山となる!ですよ。

それでは、
今日は糖質の栄養に関する問題です。
◯か×か?

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(1) インスリンは、脂肪組織へのグルコースの取り込みを促進する。
(2) 糖質の摂取は、体たんぱく質の合成を抑制する。

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正解は・・・
(1) ◯
(2) ×

です。

◯(1)インスリンは、脂肪組織へのグルコースの取り込みを促進します。

インスリンは、「ため込むホルモンです。

インスリンは、食後、特に糖質を食べたときに膵臓のランゲルハンス島β(ベータ)細胞から分泌されます。

食後、私たちの身体では、インスリンが分泌されて、
ためこまなきゃ!ためこまなきゃ!」と脂肪組織や骨格筋にグルコースを取り込みます。

インスリンと出てきたら、「ため込むホルモン」とイメージして問題を解いてみてください。
少し練習すると、色々な問題に応用できますよ。


×(2) 糖質(ごはん)を食べて、体たんぱく質の合成が抑制されたら、困ります!!
私たちは、ご飯を食べたら痩せていくということになってしまいますもん。


(1)の「インスリンはため込むホルモン」を応用しても解くことができます
糖質を食べたら、インスリンが膵臓のランゲルハンス島β細胞から血中に分泌されます。そうすると、身体はため込まなきゃ!ため込まなきゃ!となるので、
体たんぱく質の合成も高まります

糖尿病がひどくなると逆にやせてくる・・・というのはご存知ですか?
糖尿病はインスリンが効きにくくなっている病気です(インスリン抵抗性が高まっている)。
つまり、ご飯を食べてもインスリンがうまく働くことができず、
ため込むこともうまくできなくなってしまうんです。
から、ご飯を食べても痩せてしまうんですよ。

こういう風に理屈がわかると、病気を知るのも面白いですよねシラー



では次週も引き続き糖質に関する問題にチャレンジしてみましょう!
それでは、また来週~~~


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