管理栄養士国家試験過去問解説4 | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

おはようございます。じゃなくて、こんにちは。



今日はゴールデンウィーク最終日です。
連休の最後の日って悲しいような嬉しいような…。

今日も過去問から1問だけ抜粋です。

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たんぱく質量の増加によって、ビタミンB6の必要量は減少する。


◯か×か…?

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正解は…×です。

たんぱく質をたくさん食べると、アミノ基転移反応がたくさん進行します。
そのアミノ基転移反応を進めるために必要な酵素の補酵素となるのが
ビタミンB6なんです。

まずは、
たんぱく質(アミノ酸)をたくさん食べたら、ビタミンB6の必要量が増える
と覚えましょう。

余力がある人は、もう少し覚えておきましょう!

【アミノ基転移反応】
  アラニン    ←→ ピルビン酸
アスパラギン酸  → オキサロ酢酸
グルタミン酸    ←→ αケトグルタル

この覚え方は・・・

あ~らピルビンさん(アラニン←→ピルビン酸)、
アスパラ置きっぱなしよ(アスパラギン酸←→オキサロ酢酸)!!


です。グルタミン酸←→αケトグルタル酸は、似ているので頑張って覚えてください(笑)

矢印が「←→」こうなっています。

これは、アミノ基転移反応が可逆反応行ったり来たりする)であることを示しています。
この「←→」矢印の反応の補酵素として必要なのが、ビタミンB6です。

今日はいい天気ですね。
皆さん良い休日をお過ごしください音譜

では、管理栄養士国家試験解説はまた来週~パー