おはようございます
なんか・・・あっという間に2月
2月になったと思ったらもう1週間たってしまいました
今日は、今年度44回目の管理栄養士国家試験過去問解説です。
本日、にこにこ解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(第26回)」販売開始します
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というわけで、にこにこ解説人体の構造と機能からの問題です
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内分泌に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)原発性アルドステロン症では、高カリウム血症が起こる。
(2)ヨウ素欠乏では、甲状腺機能亢進症がみられる。
(3)尿崩症では、低ナトリウム血症がみられる。
(4)循環血液量の減少は、アルドステロンの分泌を抑制する。
(5)新生児の甲状腺機能低下症では、脳の発達障害が起こる。
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すぐに答えをみてはいけませんよ~~
ちゃんと考えましょう
ふぁいなるあんさ~~っ
正解は・・・
(5)です。
では解説
(1)(誤)原発性アルドステロン症は、アルドステロンが副腎皮質から過剰に分泌される病気です。アルドステロンの働きは「遠位尿細管からのナトリウムの再吸収促進」「カリウムの排泄促進」「酸の排泄促進」です。したがって、原発性アルドステロン症ではカリウムの排泄が促進され、低カリウム血症となります。
(2)(誤)甲状腺ホルモン(サイロキシン・トリヨードサイロニン)の材料は、ヨウ素やチロシンです。したがって、ヨウ素が欠乏すると甲状腺ホルモンが作られなくなります。甲状腺機能低下症です。
(3)(誤)尿崩症というのは、やたらとおしっこをする病気です。やたらとおしっこが出るのですから、血液は濃くなってしまいます。よって…高ナトリウム血症ですね。
(4)(誤)循環血液量が減少すると、身体に栄養素や酸素を送りにくくなってしまいます。そこで、血圧を上昇させて対応する必要が生じます。アルドステロンには血圧を上昇させる働きがありますので、循環血液量が減少したらアルドステロンの分泌は上昇するんですよ。
(5)(正)新生児の甲状腺機能低下症(クレチン症)では、脳の発達障害が起こります。甲状腺ホルモンの役割は「身体を元気にすること」ですから、このホルモンが出なくなると、あっちこっちの元気がなくなるんですよ。
という感じ。
勉強しようとしてもどうしてもモチベーションが上がらない時ってありますよね
そんな時は・・・
過去問を1問で良いから解いてみてくださいね
で、「今日は1問しかできなかったぁ~~」
と思うのではなく「1問すすんだ~~」
って思うのも大切なんですよ。
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