12月上旬に秀和システムから販売される「いちばんやさしい管理栄養士国家試験の参考書(仮題)」の前書きです。
原稿は現在、私たちの手元をはなれ、出版社の方が一生懸命、編集・デザイン・レイアウトをしてくださっています。
はじめに
管理栄養士は、沢山ある栄養関係の資格の中で最高峰の資格です。管理栄養士の資格を取得した後は、病院に勤務したり、事業所などの食堂で食事を提供したり、保健所などで栄養指導をしたりと活躍することが出来ます。また、管理栄養士の資格そのものを活かさなくても、管理栄養士になるための広範囲な栄養や食品の知識を生かして、一般企業でレシピやメニューの開発、品質管理などを行うこともあります。最近では、フリーの管理栄養士として活躍される方もいらっしゃるようです。
さて、管理栄養士国家試験は年に1回実施されます。マークシートで200問出題されますが、120点以上で合格です。120点以上とれば誰でも合格できるのですから(もちろん出願資格がないといけませんが)、誰かよりも良い点数をとらなくても良いわけです。
記憶を定着させるのに効率的な勉強法の1つとして「誰かに教える」というのがあります。誰かよりも良い点数をとる必要がないのですから、一緒に勉強をする仲間を作れると良いですね。もし、一緒に勉強する人がいない場合には、1人でブツブツ問題の解説をしてみてください。自分で自分に向って、リアルに講義をするんですよ。「はい。今日はネフローゼのお話をします。ネフローゼは腎臓の病気ですよね。腎臓は…」という感じです。ブツブツ勉強法ですよ。
本書の特徴
本書の特徴は、合格点(120点)をとるために必要最低限の知識を90講(90日分)にぎゅぎゅっと詰め込んでいることです。また、いちばんやさしい参考書という名前のとおり、出来るだけシンプルにかみくだいて解説を行っています。そして、学問的な正確さよりも国家試験で点数をとることに特化していますから、その点、ご留意ください。
というわけで、本書を手にとって頂きたいのは、「学生時代に勉強したことなど忘れてしまったという働く栄養士さん」「初めて国家試験にチャレンジする働く栄養士さん」「なかなか点数が伸びない学生さん」「国家試験の直前にとりこぼしがないか確認したい皆さま」などです。
また、余裕のある方は本書を読み進めると同時に過去問にもどんどんチャレンジしてみてください。「ひととおり勉強し終わってからじゃないとどうせ解らないし…」なんて言わずに、どんどん解いてみることをお勧めしています。過去問を解いて解説を読むことが勉強になるんです。過去問は最高の問題集ですよ。
そして、本書を生かして最も効率的に勉強を進めて頂くために、「にこにこ解説 国家試験過去問演習(e-learning)」を販売しております。以下のホームページ(http://www.mydesk.fm/qualifications/red )からご覧いただけます。
管理栄養士国家試験に合格するということは、皆さまにとって、単に「合格する」というだけでなく、「夢への第一歩」であったり「人生のチャレンジ」であったりするのではないかと思います。本書が、皆さまの夢や人生のちょっとした「お手伝い」となりますように願っています。
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次回の管理栄養士国家試験対策セミナーは
11月17日(土)13時から池袋にて
「本番まであと4ヶ月!国家試験の最重要問題を解こう!」です。
国家試験合格への最短距離は、最重要問題を確実に解くことです。
本番までいよいよあと4ヶ月!
ここからどんどん点数を伸ばしていきましょう。
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