されど食品たかが食品 | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

今日のお話はされど食品たかが食品です。


ん?

たかが食品されど食品じゃないの?

と思われるかもしれませんが・・・

今日は敢えて

されど食品たかが食品です。


私が得意なのは、栄養学と食品機能学ですので、食品の大切さについてはそれなりに理解しているつもりです。


食べたものが身体をつくり、脳をつくる・・・脳をつくるということは、心もつくるのですから、どんなものを食べているかはとても大切です。


そして、多くの病気の発症は食習慣と密接にかかわっています。

それを踏まえて、たかが食品だと感じます。


というのも、例えば「血圧を下げる」「血糖値を下げる」「痩せる」なんて食品がありますよね。

でも、これらが本気の本気で「血圧を下げたり」「血糖値を下げたり」「痩せさせたり」したら、私たちはどうなってしまうのでしょうか?


「低血圧」「低血糖」「極度のやせ」

生きていけません。


身体に良さそうなものは沢山あります。

でも、ある特定の食品成分を摂取して、ある特定の効果が顕著に現れるなんてありえないと思います。

そんなことがあれば、それは「毒」か「薬」ですもん。


食べ物の良さは「ゆるやか~」に「わからない位」に身体に影響を及ぼすことです。

裏返せば、食べ物の悪さ?も「ゆるやか~」に「わからない位」に身体に悪影響を及ぼします。


あれ?

やっぱり、たかが食品されど食品かもしれませんね。