大豆の栄養機能 イソフラボン その2 | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

前回は、大豆に含まれているイソフラボンという物質の構造は、女性ホルモンに少し似ている!

これがすごい!というお話をしました得意げ


何がすごいのかというと・・・

大豆イソフラボンは女性ホルモンと少し似たような効果を持っている。

ということなんです!!


ですから、閉経などにより女性ホルモンが減ってくることによって起こる症状。

例えば、骨粗鬆症や、更年期障がいなどには、大豆イソフラボンが有効であると言われています。


また、生理痛や生理不順、月経前症候群(PMS)の軽減にも有効であるという研究報告もありますので、試してみる価値はあるのかもしれませんね。


少し、多めに、大豆製品を食べてみると良いかもしれません。


だた、イソフラボンは摂取しすぎてはいけないと言われています。

というのは、ホルモンに似ているということは、食べ過ぎるとホルモンバランスをくずす可能性があるからです。


とはいえ、少し多めに大豆を食べたからといって、何か起こる心配はないと思います。

朝「納豆2パック」、昼「冷奴」、夜「湯豆腐」。

これでも平気ですよ。


何がいけないかというと、サプリメントの飲み過ぎです。


サプリメントの良い所は、手軽に必要な栄養素や機能性成分を摂取できることですが、良くない所は過剰に摂取してしまうところです。


また、サプリメントだけ摂取すると、摂取した栄養素の血中濃度が一気に上昇します。これも余り良くありません。


サプリメントを摂取する場合には、注意書きをちゃんと読んでください。

よろしくお願いします。