前回の記事では、何故バファリンを飲むと痛いのが治るのか?
というお話をしました。
ちょっと復習します
1.バファリンに含まれるアスピリンがシクロオキシゲナーゼという酵素の働きを抑える。
2.シクロオキシゲナーゼは「痛み物質」であるプロスタグランジンを作るために必要な酵素である。
3.したがって、シクロオキシゲナーゼの働きが抑えられば、「痛み物質」であるプロスタグランジンが出来なくなるため、痛いのが治る。
そんな感じで痛みをとってくれるバファリンですが、「痛み止め」以外の用途にも使われています。
それは、血液をサラサラにする薬です。
実は、シクロオキシゲナーゼという酵素は、プロスタグランジンという痛み物質を作るだけでなく、トロンボキサンという血液を固める物質も作るんです。
ですから、バファリンを脳梗塞などの再発予防のために飲んでいる方も多いんですよ。
ただ、血液をサラサラにするために飲んでいるバファリンの量は、小児用バファリン程度だと思います。
バファリンってすごいですね