Mama’s Body白金高輪店の山本です。
私の祖父母はまだ健在で、もう90前後の歳。
私の地元愛知で暮らし、年に数回会っています。
祖父は前立腺がんを患い、尿管をつけ
自室と日当たりの良い縁側を行き来する毎日で
外出するのは医療機関に行く時だけ。
ゆったりとした時を過ごしています。
そんな祖父、昨晩熱が出てしまったと母から電話がありました。37度台で葛根湯やカロナールを飲み落ち着いたとのこと。
通常37度台の熱であれば、そのまま様子見する人ばかりだと思うのですが、祖母は何を思ったか『救急車呼ばなきゃ!大変!』と慌てていたようです。
それを聞いた私は絶句してしまいました。
こんなに“緊急性のない救急車要請は控えよう“と言われている中で、たった37度の熱が出ただけ(それ以外の症状なし)で大事な大事な医療リソースが裂かれようとされていたことに、私は怒りを感じました。
もし祖母が救急車を呼んでいたら、これからを担う若い人が緊急を要する怪我や病気になった時、その若い人の命が助からないかもしれなかった。
私は自分の家族はとても大事ですが、
もう90になるのであれば、老衰を受け入れて、
自然に過剰な医療を受けずに過ごすのも良いのではないか?と最近考えます。
ニュースでは100歳を超える患者に500万円の手術がされたと報道されていました。完全自己負担でその手術をするならまだしも、、、若い人が納めた保険料が使われているんです。
高齢者の余命を後数年延ばすために多額のお金を使うよりも、若い人たちのためにお金は使われるべきじゃないかということで、祖母に苦言してしまった昨晩でした。