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ふるやまんの娘の受験体験記

神戸女学院合格への道(まとめページはこちら)

 

公立高校の入試が近づき、神戸女学院合格ブログが滞っておりました。

さて、では続きいきましょう。

 

娘が志望校を決めたのは5年生のときに神戸女学院のオープンキャンパスに行ってからでした。

それまでは、お姉ちゃんと同じ学校に行けたらいいなぁと思っていたはずですが、実際に学校に行ってみて「ここで勉強したい」と思ったのが一番の理由だと思います。

 

神戸女学院の雰囲気は誰がいっても気に入ると思いますが、通学に時間がかかるし、駅についてから学校についてから岡田山を登山か!というくらい登らないといけないので大丈夫なのかなぁと考えていました。

 

今は公立の小学校に通い自宅から学校まで徒歩3分という距離ですから本当に毎日ギリギリか若干遅刻という生活。自由すぎます。

 

でも、本人がそうやって行きたいというのなら親としては応援してあげたいなという気持ちもあって、志望校を神戸女学院にしました。

 

いつも保護者の皆様に言う事ですが、第一志望は本人の行きたいところだからすぐに決まります。でも塾の先生や保護者の人がしないといけないことは「第二志望以降」をきちんと決めるということです。

 

受験で何が大変かというと合格したときは万々歳ですが、もしご縁がいただけなかったときにどこの学校に行くのかというのはとても大切です。

 

本人はもちろん第一志望合格に向けて必死に頑張りますが、必死に頑張っても当日のテスト内容との相性でご縁がいただけない場合もあります。でも、そこで中学受験が終わるわけではないですよね。だから、きちんと第二、第三志望まで決めておくことが大切です。

 

それを決めておかないと、ズルズルと合格できなかったときに親子共々路頭に迷うことになります。それは塾の先生の役目でもあるんですけど、出願するのは親御さんですから本当にいろんなパターンを考えておくことを強くお勧めします。

 

一昨日は神戸女学院受験のときにお世話になった先生方に挨拶に京都まで行ってきました。そのときに娘にどうして神戸女学院にしようと思ったのか聞くと

 

めちゃくちゃ建物が綺麗で建築に興味があったから

偏差値も高くて自分にあってる学校と思ったから

 

何より神女=ゴッドガールってかっこよくない?

 

と返ってきました。

 

まぁ子供の感想なんてこんなもんですよね。

 

僕は受験校を決めるときは学校見学をしっかりするようにお勧めしています。そして、子供達はやはり行く学校行く学校でこの学校はいいなぁという感想を持つ場合が多いです。

 

絶対にここに行きたい!って思うことも大事だけど、いろんな学校をみて比較するのも大切だと思います。やはり6年間通う学校なので何も知らずに行くのは本人のモチベーションとして難しいかもしれません。

 

娘の場合も神戸女学院、洛南、京都女子、同志社女子の4校は学校見学に行き、保護者だけでは高槻、神戸海星なども学校説明会に行きました。

 

実際に、その中から受験しました。娘の希望も親の希望もまずは女子校というのはあったので、女子校優先で志望校は選びました。

 

共学がダメというわけではないんですが、長女の様子をみているとやはり女子校の方がいいんではないかという結論になりました。

 

女子校で大阪といえば四天王寺ですが、四天王寺の授業と娘の性格は合わないと思ってあまりプッシュしませんでした。その結果、四天王寺に行きたいと一度も言ったことはありません。

 

やはり受験校って親の情報が大事なんですよね。うっかりあの学校は◯◯だからなんて言ってしまうと子供はよく覚えているものです。ですから気をつけてくださいね。

 

受験校の選び方は

 

本命校(本人の偏差値とあっている校)

チャレンジ校(本人の偏差値と比べると高いが受けたい校)

安全校(本人の偏差値と比べるとまぁ大丈夫だろうという校)

この3つです。この3つで一つずつ学校を選ばれるとよいと思います。

でも偏差値で輪切り的に選ばないでください。入試問題の相性もあるし、科目の点数配分も学校によって変わってきます。そのあたりは本当に戦略的な部分になるので担当の先生とよく相談をするようにしてください。輪切りでだいたいこの辺という塾もあります要注意です。

 

我が娘の志望校5年時は

 

1日目 神戸女学院(本人の希望)

2日目 高槻B(近所)

3日目 午前 神戸女学院 午後 京都女子(本人の第二希望)

 

という感じでしたが、偏差値だけみたら高槻の後期も京都女子のB日程午後も決して安全というものでもありませんでした。

そんな感じで志望校は無事決まりました。

 

あとは志望校合格に向けて頑張っていくだけです。いよいよ6年生編に突入です。

 

余談 親としての志望校選択

 

僕は親としてはあまり大学の進学実績は気にしていません。自分自身が公立高→国立理系と行ったからなんですが、結局自分の力でどうとでもなると思ってるからです。僕でも行けたのだから、僕の数倍勉強している子供達は自分の力で自分の将来の道を切り拓いていくだろうなと確信しています。

 

確かに学校の力で自分の力を伸ばしてくれる学校もありますがそういう学校は一度ついていけないともう再び戻るのがすごくしんどいイメージがあります。管理して欲しいという生徒そして保護者の方ならいいと思いますが、僕の方針としては、学校生活は6年間もあるからのびのびと育って欲しいなと思うのが正直な気持ちです。

 

勉強するもしないも決めるのは自分です。中学受験はそんなに甘いものではないので、自分で勉強するということを求めるのは難しいことも事実です。でも、そんな勉強を通じて、いろんなことを学んで欲しいなと思っています。

 

受験が終わって、娘は毎日学校の友達と遊んでいますが、そういうの全部我慢して受験終わるまで勉強に打ち込んでいました。土日は12時間勉強していましたが、それを嫌だといったことは一度もありません。それはすごいなぁと親ながら思います。当時の学校の先生への日記にもそう書かれていました。私は受験をするから毎日これくらいは勉強して当たり前。合格するために勉強しているから勉強は嫌いじゃない。ってはっきり書いていました。

 

まぁ家にいつでも家庭教師がいるようなもんですから、いつでも疑問に思ったことは一緒に調べたり、問題を解いたりしていました。でも、答えは教えません。情報は与えますが最後は自分で解き切る。考えるということを大事にしていました。

 

塾の問題で質問はあまりなく、ニュースをみたり、本を読んだりして疑問に思ったことはすぐに聞いていました。ディスカッションですね。僕もそれを実は楽しみにしていました。

 

するといろんなことを考えるようになりました。

 

なんで貧困層が生まれてしまうのかとか資本主義ってほんまにいいことなんかとか。そういうことに関心をもってニュースをみたり、話したりする中で自分なりに論理的に考えることができるようになってきたと思います。

 

5年生の終わりくらいに、富の再分配の話をしていたことは驚きました。

 

そういう成長をみて、娘は神戸女学院があっているなぁと思ったのも事実です。

ちょっと通学は大変かもしれないけど、頑張ってみる価値あるかなぁと思いました。

 

では次回から6年生編です。今日もお付き合いいただきありがとうございました。

 

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