中学受験を思い出す! | Madam Yumi の Favoriteな毎日

中学受験を思い出す!

中学受験寸前ですね!

 

コロナ渦の中、しかも緊急事態宣言・・・・

お子様はもちろん、お母様の心中お察しいたします。

この時期になると必ず思い出す中学受験の日々です。

 

 

 

一貫校の私立に通っていた小6になる春休みに突然娘が言ったこと。

 

「12年間同じ学校に行かなくてもいいでしょ?」

 

学校が何より大好き、楽しそうなのに友達と何かあったのか?と心配になった・・・

「学校も友達も好き!楽しいよ。でも違う学校も行ってみたい」

なるほど、その気持ちもわからなくもない。でも・・

「皆んな塾に行って受験勉強をしているのよ。行ってみる?」

 

と、塾の春期講習を申し込んで行かせてみた。

ちなみに娘はそれまで塾に行ったことは無いのです。

塾なんて・・・

きっと嫌になって受験なんて考えなくなるはずだと思って。

 

ところが娘は喜んで塾に通ったのでした〜

多分他の学校の友達が出来たこと、今まで勉強をしてないから逆に新鮮だったのか!?

 

すでに6年生。塾長に言われたことは

「杏さんが行っている学校、僕は大好きですよ。素晴らしい教育です。

 でもね、受験には向きません」

キッパリ!

「えええええ〜〜やっぱり?」

 

文部省のカリキュラムとはかなり違っている。授業の内容は素晴らしいんだけど、

確かに受験向きではない・・・分かってます・・・・・

 

 

そもそも私は中学受験には反対派でした。

テレビや友人達の話を聞いても、小学生が勉強勉強って・・・・

テレビでも見たことのある異様な光景。

東京の子はかわいそうだと思っていた。

地方出身者なら分かると思うけど、高校受験して勉強して大学に行く。

高校から勉強して地方からでもちゃんと合格して行くじゃないの。

小学生までは思いっきり遊んだら良い。何よりも遊ぶのが大事!

だから私立の小学校に入れたようなもの。

それなのに・・・・

 

初めて体験授業に行った玉川学園から帰って来るとキラキラな目で言った。

「私、絶対に玉川に行きたい」

広大なキャンパス、適度に自由な服装、何よりも誰でも皆笑顔で挨拶してくる生徒たち。

私は直ぐに偏差値を見ましたwww

娘にとって簡単じゃ無さそうだ・・・・

 

と言うことで始まった中学受験。

 

あの1年間は私にとってもすごく貴重な体験だった。

多分、子育ての中で一番大変だったと思う。

ものすごく悩んだし辛かったし・・・・

この私が友達にも「やつれてない?」と言われたほどだ笑

娘だってそうだったと思う。

学校の友達は受験しない、6年生の毎日は楽しいことだらけ。

受験する時にそれまで頑張っていた色々なお稽古事は全てやめた。

「全部やめないと絶対に合格なんて無理だからね。」

「うん、分かった全部やめる」

(え?そんなあっさり?ww)

 

こうなったら親も本気で応援するしかないもんね。

私にもスイッチが入りました。

 

でも、あの1年で親子の距離というか関係がより近くそして濃厚なものになった気がする。

目標は数ヶ月後の受験。

塾の友達は皆小4くらいから通っているけれど私たちには時間が無さ過ぎた。

私は大学の非常勤講師もしていたが、それをやめた。

アッシーとなり、車で送迎係w

車中の時間で勉強のこと、学校のこと、とにかく話をした。

気分転換に音楽をかけて歌う。友達の話を聞いて笑う。

テストが出来なかったと泣く娘、諦めそうな娘を叱咤激励する私。

基本睡眠不足だから車で寝る・・・

中学受験を思い出すとなぜか車の中を思い出すくらいだw

体調管理のために食事も睡眠も・・・自分のことは二の次だった。

一言で言えば過酷な日々。

目標を持った二人が毎日を一緒に走っていたような感じがする。

 

皆こんな思いをしながら中学受験するんだ・・・

聞いてはいたけど、自分が当事者になってみるとマジでよく考えた。

 

何を考えたって、娘の将来についてだ。

希望校に行けなかった場合に行くかもしれない学校も色々と私が見て回った。

インターの可能性もあると思って何校も見て回った。

ダメな時でも新たな夢や可能性を感じられる学校を選ばなくてないけないから。

 

泣いたり笑ったり怒ったり喜んだり・・・

小6の娘と真正面から対峙した日々だったと思う。

 

先日、テレビで岩田剛典さんが壮絶な中学受験の思い出を話していた。

なんと名古屋から慶應中等部を受験。偏差値70くらいあるんじゃないかな・・・

ものすごく大変だったけれどあの経験があったからこそ今の自分があるとも。

やっぱり中学受験って人生で大きな経験なんだ。。。

 

 

 

正直、今は中学受験賛成派です。

受かっても落ちても、この経験はその後の人生にとっても大きな糧となります。

本人にとっても親にとってもです。

子どもの人生にとっても、それをサポートする親も一緒に成長することが出来る。

私たち親子はあの1年間、2人3脚で中学受験に臨んだことが、

強い絆みたいなものが出来たような気がする。大げさじゃなく。

26歳になった娘も言ってます「中学受験が一番辛かった」と。

でもその経験をして良かったと言います。

幸いにも希望校に合格出来たけれど、

多分ダメだったとしても一生懸命勉強した自分は忘れないだろうからね。

 

どちらにしても、そこで人生が決まるわけじゃない。

その後にもっともっとすごい波がくるわけだから、

その波をしっかりと受け止められる強い自分になっている、

というのが12歳の中学受験じゃないかな。

 

皆に良い春が来ますように!

 

頑張れ〜!!!