本日は、ご興味など1ミクロンもない方がほとんどだと思うのですが、娘の受験のことを書きたいと思います。
なので、ご興味ない方はこのままスルーしていただいて全然OK牧場っす。
書くかどうかは迷ったんですよねー。
ワタクシの愚ブログは一応ファッションブログなので、ご興味ない方がほとんどでしょうし。
土曜日は日頃の徒然といいますか、ファッション以外のコトを書いてはいますけど、受験は娘の個人的なアレですし。
でも長年この愚ブログを読んでくださっている方々には、娘のことを親戚の子や姪っ子のように思ってくださっている方もいらっしゃいますし、娘には「書いてもいいよ」と了承も得ましたので、ご報告を兼ねてざっくりと高校受験について書いてみたいと思います。
とはいえ教育カテゴリーじゃないので、なんの参考にもならないので、あしからず。
個人的には、100家庭あれば100通りの教育方針があり、100人の子供がいれば100通りの受験の仕方があると思っているので、他人の受験なんて全く参考にならないと思うんですよねー。
子供の特性は親が一番わかっているはずなので、その子に合った受験をすればいいと思いますし、それを判断するのが親の役割だとも思います。
今の日本では(特殊ケースをのぞいて)人生に1回ないし2回は受験というモノをしなければならないので、その受験をどのタイミングでするのがその子にとって一番いいのか、という判断をするのも親の役目のような気がするようなしないような。どっちだよ。
娘は中学受験をしなかったので、というか、中学受験の賛否とは関係なく、娘が通いたがったのは自宅から徒歩5分の区立中学だったので、本人の意向を最優先させた結果そうなった、という。
本人が中学受験したいと思っていたなら、させていたとは思います。全ては娘の意思優先。通うのは娘本人なので、本人が納得いく選択をしてほしい。
本人が中学は受験したくない、塾にも行かない、というので、小学校時代はひたすら遊び続ける6年間でした(苦笑)。
ただし、中学受験しないなら高校受験は必須である、中三になったら塾も行かないといけなくなる、ということは早くから言い聞かせておりました。
塾は、中三になる直前の3月に、部活と両立できるように近所のチャリで通える準大手(?)のEに見学に行き、ここでいっか、と娘と意見があったので一軒目でその場で即決→入会。
決断が早かったので、塾側がビックリしたというね(笑)。
他の大手塾(WとかZとか)は見てないので比べられないのですが、結果的にEが娘には合っていたようです。同じ学校の子もいて、塾前にいっしょにスタバで自習したり、本屋さんに寄ったりと楽しそうに通ってました。
塾を決めると同時に、娘にワタクシがどれくらい関わればいいか決めてもらったんです。
Aコース:口は出さないけどカネだけ出す。そのかわり娘主導で全部やる。マラソンに例えると、ワタクシはゴールで待つだけ。
Bコース:そこそこ手伝う替わりに、そこそこ口も出す。マラソンに例えると、給水所で水を渡したり、要所要所でタイム計ったり、沿道から声援を送ったり。
Cコース:がっつり並走。親子二人三脚でゴールを目指す。
という三択で、娘はBコースを選びました。
まぁそこそこ、っていう加減が難しいんですけどもねー。
コース選びがはっきりしたので、高校には都立・私立・国立、という3種類があり、私立の中にも大学付属校や中高一貫校があり、といったそれぞれの特徴や受験の仕方をレクチャーするために、ワタクシ自身も現在の受験事情を把握すべく、諸先輩方に聞いたり、高校受験案内(電話帳くらい分厚いアレ)を読んで勉強しましたぜ。
ワタクシのころとはまったく状況が変わっていて、女子校や男子校が共学になっていたり、名前が変わっていたり、まったく知らない学校があったり、偏差値が上がっていたり下がっていたりと、昔の感覚は通用しないことを知りました。クリビツーーー。
ただワタクシも夫も公立育ちなので、無意識に刷り込みがあったことは否めません。
というのも、娘が中学二年のころ、たまたまワタクシが当時行きたかった都立高校の前を通りかかることがあり、「ここはママの時代から人気あって通いたかったんだけど、昔は学区制だったから、学区が違うと受験すらできなかったんだよねー。吹奏楽部あるのかなー」いうハナシになり、調べてみたらちょうど近々に演奏会があるとのことだったので、申し込んでみたんです。
そして聞きに行った演奏会で、娘はこの高校に通ってここで演奏したい!と思うようになった、と。
娘の最優先の希望は「共学」「通いやすい立地」「吹奏楽部がある」だったので、そこにこの高校がハマった、というのもあると思いますし、調べれば調べるほど「ここに通いたい!」と強く思ったようです。そりゃそーだ、ワタクシが通いたかったくらいだからな。
とまぁ、そんなこんなであっさり第一志望校が決まりました。
娘の成績は中二の段階で、もう少し内申が上がったら第一志望校に手が届く感じだったので、本人は内申アゲへのエンジンがかかったようです。
そう、高校受験で重要なのは「内申」。
多くの受験生を悩ませている悪魔の指数です(大袈裟)。
内申制度については賛否ありますが、現状の与えられたフィールドと条件で戦うしかないので、仕方ありません。
内申は高ければ高いほどいい、という現実を受け止め、ひたすら内申アゲに邁進するしかないです。
だからといって先生に媚び売る必要はまったくないと思いますけども。授業態度をちゃんとして、提出物をフツーに期限守って、定期テストの対策をする、基本はこれしかないので。
幸いにも娘は内申を取れるタイプだったので、必然的に都立向きだったとは思います。
でもまぁワタクシの時代は都立高校受験における内申の割合って5割だったのに、今は3割ですからね、いくらでも当日の得点で巻き返しは可能かと思います。
むしろ巻き返せないのは「私立の併願優遇制度」です。
「第一志望校に落ちたらうちに来てちょ☆確約してくれるなら必ず合格させてあげるぜ☆」というのが併願優遇制度なわけですが、その基準は内申です。
そして、内申はすぐに上がるモノではない、という現実。
入試に関係あるのは3年2学期の内申だけだしーーー、とナメていると痛い目に会います。
なぜなら、夏休みくらいから学校見学や説明会が始まるので、1学期の内申で併願校を探すことになるから、です。
1学期より2学期の内申が上がるとも限らないので、余裕を持って併願が取れる学校を見学せざるをえません。
理想を言えば、1学期の内申で併願できる高校と、もし2学期の内申が上がったら併願できそうな高校、この2パターン考える。
ロンモチ併願校だけでなく本命も探さないといけないので、時間はあるようでないです。
一番多いパターンは、第一志望校、第二志望校、併願優遇校、の3校受験ですかねぇ(あくまで都内のハナシですが)。
併願優遇は偏差値のわりに内申のハードルが高め設定になっているので(必ず合格くれるから当たり前)、偏差値的には低くめのところにならざるをえませんし、第一志望と併願校のあいだくらいの高校を第二志望にして受験するパターンは多いと思います。
全部で4-5校受けたという子もいるので、そこらへんは各ご家庭の判断次第かと。
ただし受験校が多ければ多いほど、その数だけ対策が必要になるので、負担は増えると思って間違いはないです。
娘の場合は、1学期の内申で併願が取れて、上記の三条件が当てはまる併願校を絞り込んで見に行きました。
第一志望校と、そこに手が届かなかった場合の都立校(第一志望と比べるとやっぱりイマイチに感じて却下)、ワタクシの母校大学の付属校(遠すぎる!と娘が却下・苦笑)と、私立の併願校(すぐにここでいいとすんなり決定)の計4校を見て、結果、第一志望都立と私立併願校の2校のみの受験になりました。これも何校も受けたくないという娘の意向です。
都立は1校しか受けられないので、最低限の受験数で、第一志望校に全ベット、という戦法でいくことになりました。
一番負担が少ないのは、第一志望校が私立で、内申がその高校の推薦基準を満たしていて、すんなり推薦や単願で決まるパターンです。
一応試験や面接はありますが、基本的には基準を満たしてさえいればほぼ合格するのが私立の推薦&単願。しかも決まるのが早いので(1月中に決まる)、みんなが必死こいてる時期に余裕で遊べます。
都立は一番最後なので、さっさと推薦で決まった子を横目に勉強をする辛さよ。。。
同じ推薦でも都立高校の推薦は私立とはまったく別物で、内申と面接と作文・小論文で合否が決まるのですが、人気校ともなると倍率が3〜4倍以上と高倍率になるので、一般受験のほうが入りやすいという状況に(募集人数の20%が推薦枠)。狭き門や。。。
でもどうしても入りたい都立校があるならば、推薦と一般受験の2回チャンスがあるということなので、小論文対策と秤にかけて、推薦も受けるという子はまわりにもそこそこいました(娘も受けましたが落ちた)。
ともあれ、本人が実際にその高校の雰囲気を感じ取って、「ここに通いたい!」と思えるかどうかが一番重要かと。
偏差値とか進学率も大切かもしれませんが、それよりなにより校風や雰囲気や空気感が本人に合っているかどうか、我が家は本人の意向のみを重視しました。通うのは娘ですしね。
たくさん見学や説明会に参加しても、「いいかも」と思える学校って案外少なくてですね。
校長の話がなんかピンとこない、とか、校舎が大切に使われていない、とか、生徒がイキイキしてない、とか、逆にキャピキャピしすぎている、とか、感じとれることってあるんですよねー。
諸先輩方から「なるべく早くから色んな高校を見学すべし」というアドバイスをいただいていたので、学校公開や学園祭の見学を早めに申し込んでました。早めに志望校が決まって目標ができたのはよかったのかな、と思います。
学校公開や見学や説明会は先着順だったり抽選のところがほとんどで、学園祭も最近は抽選だったり申込制ですし、一学期から学校公開をしている高校もあるので、情報収集はマメにすることをオススメいたしますです。
いざ志望校が決まったら、あとは目標に向かってひたすら勉強するのは本人なので、親の役目は情報収集が主で、志望校決定までが一番役割が大きいのかもしれません。
志望校が決まったら、合格発表までは無駄にプレッシャーを与えないように、アレコレ口を出さずに、なるべく普段通りの生活をするように心掛けていたつもりです(あくまで、つもり)。
親ができることなんて、お金出すことと、ご飯作って塾に送り出すことくらいっす。
・・・ということで、ファッションブログのくせにナニえらそうに受験語ってんだよ、というツッコミはごもっともですが、娘の高校受験はこんな感じでございました。
駆け抜けたなー。あっちゅうまだったなー。
これも貴重な体験と言いますか、なかなか面白い通過点だったと言いますか、娘がいなかったら味わえなかった経験だと思うので、娘には感謝の気持ちと誇らしさでいっぱいです。
この先ワタクシが何もできなくても(おそらくこの先も戦力外)、娘はちゃんと自分で決めて自分でやっていけるな、という確信が持てました。それが一番の収穫ですかねぇ。
で、最後に肝心の結果ですが、本人が熱望していた第一志望の都立高校に無事に合格いたしました。よくがんばった!4月からはJKだぜ☆
↓合格発表の日の夜、娘のリクエストで焼肉を食べに行きました。ネギタン塩がいつもよりしみるぅ。
↓2026年度版は4月半ばあたりに発売かと思いますが、ワタクシは早めに前年度版も買って今の高校受験事情を勉強しました。自分の時代とは大きく違う、現在の高校事情を知れて、読み物としてもちょっと面白かったです。何種類か出てますが、情報量と読みやすさで、個人的にはコレがオススメ。
↓一番参考になったのは、大山先生のYouTube。これから受験生になる人(特に都立志望)はマジで見たほうがいいっすよ。塾講師でバンドマンの大山先生、しゅき♡
最後の最後にこそっとぶっちゃけると、都立校のあまりのリーズナブルさにシビレました。
入学金5650円。。。桁を見間違えたかと思ったよ。。。焼肉代より安いじゃん。
払った税金を娘で還付、というね。。。