ここ数年、順調(?)にトシを重ね、髪を切ったということもあり、コンサバよりもモード寄りの服がしっくりくるようになったワタクシ。

というか、ひたすらベーシックアイテムのみ、のコーデではオサレに見えなくなったということなのかもしれません。

 

というコトで、本日は、ファッション感度が高い人たちやギョーカイ人に大人気のモード系のブランドをご紹介したいと思いますー。

紹介なんてエラそうにぶっこいてますけど、ワタクシもまだまだ勉強中ですー。

 

まずは、ワタクシが個人的に一番好きな、HYKE。

前身のgreen時代から大好きなのですが、ミリタリーテイストやスポーツテイストやアウトドアテイストをモードに落とし込むスタイルが代表的。アディダスやノースフェイスとのコラボも有名っすよね。

モード系ブランドの中でも比較的買いやすい価格帯なので(それでも高いですけど)、セールになるとランウェイアイテムがワタクシでも買える、というのも好きなポイント。

バリバリにアバンギャルドなモード系ではないですが(そこがいい)毎回ブレがない「ザ・HYKE」なクールでクリーンなスタイルがかっこいいです。

 

 

そして、今一番人気あるモード系ブランドは?と聞かれれば、答えは間違いなくメゾンマルジェラでしょう。

素材をわざと破ったり、クラッシュさせたり、表裏を逆にしたり、昔からあるアイテムを再構築したり、というのがマルジェラスタイル。

昔からあるアイテム、というのがポイントで、普段はモード系ではない人でも取り入れやすいんですよねー。

↓言わずと知れた名品TABIシリーズとか。

↓この数字のタグと、白糸の四つのポチっと刺繍があまりにも有名。

ちなみに、このタグの数字は、このアイテムのカテゴリー番号、なんですって。

6番はレディースウエアの番号。なので、MM6という妹ブランドがあるくらいです。

マルタン・マルジェラ氏自身は第一線を退かれ、今はジョン・ガリアーノ氏がデザインされていて、むしろガリアーノ氏になってから人気沸騰中。ガリアーノ氏のデザインは、色気がありますからねぇ。

まぁワタクシはTABIしか持ってないんですけどね。

 

 

そしてそしてメゾンマルジェラ好きが絶対好きなのが、ジル・サンダー。

マルジェラを着たり履いたり持ったりしてる人は、もれなくジル・サンダーも持っている、というね。

ジル・サンダー女史本人がデザインから外れてけっこう年数が経ってますが、むしろデザイナーが今のメイヤー夫妻になってからのほうが人気出ているような気がします。

ジル・サンダー女史がやっているときって、ひたすら大きい人(縦も横も)しか似合わないようなデザインの服が多かったような。

値段も相まって、157センチのワタクシに合うアイテムは皆無、みたいな。

なので店舗で見ることもなかったんですよ。

ところが、いまやこのロゴアイテムが大人気。

このロゴTと斜め掛けのミニバッグ、東京のオサレタウンでめっちゃ遭遇します(笑)。

ブランド自体は、シンプルでクリーンで構築的&建築的なデザインなので、けっこう着る人を選ぶと思うんですけどねー。

メイヤー夫妻になってからは、ストリートファッションをデザインしていたということもあって(メイヤー夫はシュプリーム出身)、カジュアルの匙加減がモード好きにも刺さったんではないか、と。

+Jのおかげでジル・サンダー自体の知名度は確実に上がりましたよね。

昔からのジル・サンダーファンはモヤモヤしてるかもしれませんけども(苦笑)。

 

 

さらにマルジェラとジル・サンダーが好きな人が、これまた絶対好きなのがアクネストゥディオス。

やっぱりこのロゴ入りのTシャツやマフラーを見かけたことがある方も多いんじゃないでしょうか。

日本人はロゴが好きよねー。

2~3年前が人気のピークだったかな、というか、アクネ着てた人がマルジェラやジルに移行しているような感じがします。

マルジェラやジルよりはクリーンでシンプル、着やすい服が多いので、もっとモードな服が着たい!みたいになった人が移行してるのかなー。

ロゴがばーんとプリントしてあるアイテムが馬鹿売れしたときがそのブランドの最盛期、な気がしたりしなかったり。

 

 

さらにシンプルでクリーンよりは、プリントやカラーでモードを楽しみたい!という人に人気なのが、ドリス・ヴァン・ノッテン。

ドリスはなんといってもそのプリントの色鮮やかさ、他には絶対ない色使いで人気です。

一目で「ドリスだ!」とわかる大胆な色使いと繊細な柄。いったいどうやってプリントしてるんだ?!というね。

この服の値段は、そのプリント代というか生地代なのね、と納得する迫力があります。

これはお若い方よりも断然トシとったマダムのほうが似合う服なので、ワタクシもこれから揃えたい・・・でも高すぎてプロパーじゃぜってー買えない・・・。

ドリスはシーズンレスでトレンドを凌駕しているので、ファミリーセールやアウトレットやリユースを活用したいと思います。

 

 

さらにさらにドリスが好きな人が絶対好きのが、sacai。ここ2年くらいでぐんぐん伸びている印象です。

ジャケットとブルゾンをハイブリッド(合体)させたり、フェミニンとマニッシュなアイテムをドッキングさせたり、アシンメトリーなシルエットやとにかくいろいろとMIXさせたスタイルが大人気のサカイ。

プリントものも有名で、毎シーズン出てます。今シーズン出てるアーカイブのバンダナ柄のスカート、めっちゃ可愛いんですよ~~~。高くて買えないですけど。

伊勢丹でも、エスカレーター降りてすぐ目の前に売り場が移動してて(前はアレキサンダーワンだった)、その人気の高さがうかがえます。

そう、伊勢丹のコーナーの場所取りで、そのブランドの人気度が丸わかりなんですよねー。

たぶんサカイはこれからもっと人気が出る気がします。

 

 

最後に、モード好きがモードを語るときに避けて通れないのが、コムデギャルソンなんじゃないでしょうか。

世界の川久保玲大先生。

今だに信者はものすごく多くて、この目玉マークがついた服を着ているモードなマダムが青山を闊歩しております。

ただし、信者の年齢層は高めで、ワタクシはギリ、ギャルソン世代じゃないんですよねー。

たぶん80年代をリアルに20代で過ごした、50代半ばよりトシを重ねたモード好きマダムが顧客の中心なんじゃないでしょうか。

ギャルソンを着ているかいないかで世代がわかる、というファッションのモノサシになるくらいのブランドだと思います。

ギャルソン信者は一生ギャルソン信者で、きっと川久保先生が引退したあともギャルソンを着続けるでしょうし、モードを勉強している10代20代の若者にも信者を増やし続けるんだと思います。偉大なブランドや。

 

 

・・・ということで、簡単ではございますが、今人気のモード好きが熱狂するモード系ブランド、いかがでしたでしょうか。

この他にもとうぜん人気のブランドはあまたあります。

去年あたりからTHE ROWの人気はすごいですし、ステラ・マッカートニーはすでに中堅の貫禄ですし、GUとコラボしたアンダーカバーも話題になってますし(今日発売ですねぇ)。

 

こういったモード系ブランドは、気軽に買ったり着たりできるわけじゃないし、ましてや着こなすにはファッション上級者じゃないと難しいですけども、でもファッション好きとしてはモードな情報も知っておくだけでも楽しいですよねー☆

 

考察シリーズは、マニアックでニッチな内容なんですが、思ったよりもたくさんのいいね!をいただくので、これからもネタがあれば細々と続けていこうかと思います。

 

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