娘っ子達の保育園選びの時
私が大事にしたのは、
・外遊びをがっつりする
・食事にこだわりがある
この二つ。
最初は、全く別の視点で園を選んで
失敗したなぁ。って思ってた。
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最初に選んだ園は、先生達が、いつも目を光らせていて
子ども達が、少しでもよろしくないことをしたら
飛んでいって、怒り、罰を与えてるような園だった。
看板自体は、もっと自由な園を強調していたので
入るまで全く分からず。
数ヶ月で辞めることになった。
だからなのか、もっと自由で
外遊びもがっつりしてくれるような
そんな園を見つけたい。と思っていたのかもしれない。
そして、その結果見つけた娘達が最後まで通った保育園は、
外遊び中心で、1日の過ごし方を子ども達が決めるとか
運動会は、開催する・しないの段階から
年長さん達が、話し合って決める。だとか
喧嘩の仲裁に、他の子ども達が入るとか
なんかね、そういう一般的には、ちょっと変わってる。
と言われるような園だった。
まぁ確かに、これまでの自分自身の当たり前が
どんどん覆されていって、目から鱗が
ぼろぼろ落ちていってたから
多分、やっぱり変わってる。
だけど、園長は「当たり前なことをやってるだけ。」
って、言ってた。
そんな風に、私が私の基準を使って園を決めた。
そして、そこを卒園した娘っ子達は
なんでか2人とも、不登校になった。
不登校の間のことは、このブログにもまとめてるので
これまでの経緯が知りたい方は、こちらへ
1号ちんが、学校に行かなくなった時
私は、
「この子を先生の言う通りに無理矢理でもいいから学校に行かせること」
と
「学校の先生からの心証は悪くなるし、将来どうなるかも分からん。
けど、この子との信頼関係を守ること」
とを天秤にかけました。
だって、嫌だと言っているところに
無理矢理行かせることは、彼女からの信頼を損なうこと。
だと思ってたからね。
「どーせ、親なんて自分の思ってることなんて
聞きもしないし、大事になんてしない。」
と思ってしまわせていいのか
って悩んだ。
そして同時に、このまま学校に行かないと
将来、引きこもりになって、部屋から出て来なくなる。
とか、何も知らない、何も出来ない人になるんじゃないか
って不安が出てきた。
そして、最後に
学校の先生に、出来の悪い親だと思われるかな
子どもを甘やかしている、ロクでもない親だと思われるかな
子どものことを考えているふりして、何も考えてないな。
って思われるかなって、ドキドキしてた。
でもさ、やっぱり私は
学校の先生にどう思われようと
他人にどう思われようと
私と彼女の信頼関係だけは、守りたい。
って思ったんだよね。
お母さんだけは、私のこと大事にしてくれる。
って、実感してて欲しいし
何かあっても、お母さんに言ったら
助けようとしてくれる。って思ってて欲しかった。
だからね、その時、私は
彼女の思っていることを聞こうと思ったし
無理矢理行かせることはやめよう。って思った。
そして、今年、この映画を観た。
彼女が通った保育園ととても似ている雰囲気で
私が、当時参加した父母会や
お母ちゃん主催の勉強会と同じ匂いがした。
「あぁ、懐かしいな。」
って感じた。
あの頃、私は、たくさんの大人に
私の話を聞いて貰ってたし
娘っ子は、たくさんの大人に見守られてて
大事にされていた。
あの時間は、私たち親子にとってかけがえのない時間だった。
そんなことを感じるこの映画の中で
この自然学校トエックの卒業生の男性が
話していた言葉で、私の涙腺は崩壊した。
朧げな記憶だけど、彼は
両親が自分の味方をしてくれたってことが
すごく、嬉しかった。
みたいなニュアンスのことを話してたんだ。
もうね、私にとって
その言葉は、肯定以外の何物でもなかった。
あの時、自分が大事にしようと決断したのは
間違ってはいなかったんだ。って思えた。
そう言ったのは、画面の向こうの彼だから
娘っ子達は、そうは言わないかもしれない。
でも、私が大事にしたいと思ったことを
大事にして貰えて、良かった。っていう人がいる。
もう、それだけで良かった。
もし、娘っ子達に、もっと違うとこを
大事にして欲しかった。とクレーム入れられても
素直に、ごめんって謝れる気がした。
だって、あの時、私が大事にしたい。って思ってんだもん。
違ってたならごめん。
今から、あなたが大事にして欲しいことを大事にしていくからね。
って伝えられると思うんだ。
そのくらい、私にとっては、必要な言葉だった。
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