昨夕、私は我が子の習い事が終わる頃合いを見計らって、迎えに行って、部屋の外の狭いホールで待っていた。

5分もしない内に、子供達がバラバラと順番に出て来た。

その時、ある2人の男子が狭い室内に置かれた大机の周りを、ぐるぐると追いかけっこし始めた。

心の中で「小学生の男の子は、やっぱり幼いなぁ」と、思いながらも、特に害もなかったので、何も言わずに流していたら、その傍に立っていた一人の女の子が、スッと足を出した。

「えっ?」と思った瞬間、追いかけっこをしていた男子の一人がつまづいて転んだ。

そのタイミングは「(女子が)わざと?」としか思えないものだった。

その男子は転んだ時に、元から怪我をしている手をついてしまったようで、痛みにべそをかきなから、床にうずくまっていた。

私は後から出て来たウチの子に「先生は誰もいないのか」を尋ねたが、誰も対応出来る人は居なかった。

その内、足を出した女子は、迎えに来る親に携帯で電話しながら、うずくまった男子に謝るどころか、気づかう事もなく、スタスタと出て行ってしまった。

事の一部始終を見ていた私は、余程その女子を呼び戻そうかと思ったが、対処出来る先生も居なかったので、あえて何もしなかった。

狭い室内で走り回っていた男子にも非はあるし、女子も、本当に男子を転かそうとして足を出したのか分からない。

ただ…案非を問う事もせず、べそ掻き気味の男子を尻目に、甘えた声で親に電話していた姿は、ドラマに出て来る意地悪な女子さながらに思えたので、恐らく偶然ではなく、わざとだろうと推測される。

とにかく、転んだ男子が自分で先生に申告して対処する方がいいと考え、私はウチの子とその場を後にした…


こう言う出来事を目の当たりにした時、親として、どのような行動をとるべきだったのか、後から考えせられた。

もしウチの子がその時一緒に走り回っていたなら、走り回り出した時点で怒って辞めさせていたと思うし、注意する前に女子が足を出していたら、その女子にも一言注意していたと思う。

でも、ウチの子の関与に関わらず、今の時代は自分の子同様に余所の子を注意すると、変なトラブルに発展する事もある。

そして、今世間で騒がれている「イジメ」に繋がっていく事も、十分にあり得る。

これからもっと複雑な感情に支配される年頃に突入していく我が子に、親として、「守る為に立ち向かう事」はすぐにでも出来る事はあるだろうし、するだろう。

でも「後方支援的見守り」が一番適しているのに、一番難しいように感じられる。

今時の子供の世界は、切なくて複雑だから、親である私達がしっかりしないといけない!

そんなあれこれを考えた日でした。



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