お母さんになりたかった | ココロニハナヲ 強迫性障害でHSPな私の日常

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強迫性障害の事や日々の出来事など

今でもまだ、子供に恵まれなかった事に、胸が痛くなる事があります。


不妊治療は前向きにやっているから、と思っていたけれど、自分にそう言い聞かせていただけで、

本当は自分でも気付いていない位、辛くてしんどかったんだろうな…

そのストレス等で身体を壊したかもしれないし。



心残りな事があります。


クリニックから凍結保存している受精卵の保存期間延長の件でお知らせが届くのですが、もう治療を続けないと決めてからも、保存するのにお金もかかるのに、保存延長するを選んで返信していました。


保存期間は1年で、延長するかどうか1年毎にお知らせがきます。


お知らせがくる度にもう延長はしても…と思いながら、「保存延長しない」に印ができなくて、ずっと保存していました。


5年経った時やっと「保存延長しない」に印を付けて返信しました。

もう本当に区切りをつけないといけないと思いました。


胸がギュッと痛くなりました。

長い間頑張って、たった1つしか育たなかった胚盤胞(受精卵の中でも着床率が良い受精卵。)でした。
グレード(細胞分割の仕方等)も良かったので、私の不妊治療の支えになっていました。

その受精卵を直ぐに移植したかったのですが、受精卵が胚盤胞まで育った直ぐ後に、身体の調子を崩した為、その後1年位は治療を休みました。

もう治療も無理かもしれないとたくさん泣きましたが、何とか治療を再開しました。

再開後も卵管に水腫があるかも?
あれば着床を妨げるからと、検査した方が良いという事で、色々時間がかかったり(結局水腫はなかったです)
年齢を考えて、先に採卵を出来るだけしておいた方が良いということもあり、採卵を優先していました。

その後諸事情により受精卵を移植する事なく、治療をやめる事になりました。

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漢方薬治療から始め、顕微授精まで。
鍼灸にも通いました。
ウォーキングも頑張りました。

自分に出来る事は全部したと思います。


不妊の原因は不明でした。


約10年頑張りました。
新幹線で遠距離通院もしました。
今思えば良く出来たなぁと自分で思います。

多分、普通の精神状態では無かったかな。

精神力も体力もお金もたくさん使ったな。

仕事をしている時から始めて、引っ越しをして地元を離れ、その事で気分が落ちてしまったので暫く治療はお休みしました。

でも次の引っ越しをする少し前にやはり頑張ろうとまた病院に通い始めました。

しかし、通い始めて暫くすると引っ越しをする事に。

引っ越し先でまた病院を探して通いました。

しかしそこの病院の治療に疑問を感じた為、不妊治療で有名な病院に遠距離通院を始めました。


遠距離通院していた病院は不妊治療には定評のある病院だったので、患者さんもとても多く、私が通っていた頃は予約制では無かったので、毎回3、4時間待って、先生とは1分話すかどうかという感じで…
目も合わせて貰えないこともしばしば。
(今は予約制になっているみたいです)

血液検査の結果はどうか、卵子がちゃんと育って
いるのか、ちゃんと採卵出来るのか…等々。
そんな不安でいっぱいの中、何時間も待って、心身共に疲れてしまいました。

新幹線代もかかるので、いつまでも通うのは無理
だし、1年経った頃もう少し近くで通える同じ系列のクリニックに通いました。
(こちらも在来線で往復6時間ですが💦)

そしてここのクリニックでやっと胚盤胞まで育ちました。

その後は体調を崩し、それは薬(ホルモン剤)の副作用かもしれない可能性もあったので、お薬は採卵前に点鼻薬を使っただけで、自然周期での採卵になりました。
なので卵子は毎月1つ(たまに2つ)です。
未熟卵だったり、空胞だったりする事もあり、その時はかなりがっかりしました。
お薬を使っていれば、毎月採卵できる卵子の数も増えていたと思います。

しかし良く毎月休まず採卵したなぁ…

無麻酔での採卵は痛くて辛かったな。

もう何回採血し採卵したのか分からなくなりました。

30回位したんじゃないかなぁ。
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胚盤胞を移植しないで治療を終えてしまった事はずっと心残りです。

もちろん、移植したからといって、着床する方が確率的には低いです。

移植していたらどうだったのだろう、母になれたのだろうか…
という思いは、いつまでも消えないのかな。

そして水腫がないと分かった後に直ぐ移植すれば…という後悔も消えないのかな。


治療をやめた時は、虚しさや悲しみ等と同時に、なぜか少しホッとしたのを覚えています。

色々と自分の限界を越えていたんだろうな。

心身共に疲れていました。


不妊治療のストレスも強迫症が悪化した原因の1つかもしれません。


長々と書いてしまいました。

読んでくださってありがとうございました。