巨人の松本哲也外野手(25)が17日、G球場でイチローと初対面した。メジャーリーガーのオーラに感動したセ・リーグ新人王は来季、“イチロー走法”で盗塁王を目指すと宣言した。隠善智也外野手(25)は安打製造器の打撃技術を吸収し、激しい外野手争いに生き残ることを誓った。



 緊張で息が止まりそうになった。松本がストレッチ中のイチローの元に歩み寄ってあいさつすると、「(新人王)おめでとう。ボクが苦しい時にセンターフライ捕らないで」と思わぬ答えが返ってきた。2月の侍ジャパンとの強化試合でイチローの打球をダイビングキャッチしたことを冗談交じりに触れられ、「ドキドキでした」と赤面した。



 実際に練習を見る機会はなかったが、「守備とか打撃より走塁のことを聞いてみたい」と日米通算540盗塁の足に注目。「イチローさんは走る時に足が後ろに流れないし、リードも小さい。スタート、スライディングのことも聞いてみたい。盗塁の確率を上げたいです」と目を輝かせた。



 松本が足なら隠善は打で勝負する。イチローのフリー打撃を生で観察し、「バットの出し方がすごくシャープ。目で見て盗みたい」と感激。「マツと試合に出れるように頑張ります」と言い切った。育成出身の2人が、持ち味を“イチ流”に磨き上げ、不動のレギュラーを目指す。



 16日付のスペイン『マルカ』紙によると、リバプールのラファエル・ベニテス監督は冬季移籍市場でフェルナンド・トーレスの控えとして、レアル・マドリーのオランダ人FWルート・ファン・ニステルローイの獲得を検討しているという。



 同紙によると、リバプールはファン・ニステルローイに契約期間6カ月のオファーを提示する構えだが、同選手は2011年6月30日までの契約を希望しているようだ。ファン・ニステルローイ本人は右ひざの故障から完全復帰して多くの出場機会を得ることを第一に考えているが、リバプールが同選手を手に入れるためにはレアル・マドリーを説得する必要がある。だが、レアル・マドリーは現在のところ、好条件のオファーがない限りは、この冬季移籍市場でファン・ニステルローイを放出する考えはないようだ。



 ファン・ニステルローイにはリバプールだけではなく、アーセナル、ブラックバーン、サラゴサなど複数のクラブが関心を寄せているという。



J1川崎の関塚隆監督(49)が15日、川崎市内のクラブハウスで来季の契約交渉を行ったがまとまらず、今週中に再交渉を行うことになった。監督はリーグ戦やナビスコ杯の2位など、今季もタイトルに届かなかった責任を感じているもようで、辞任の可能性も浮上した。チームはこの日、今季の解散式を行い、全日程を終了した。



 何事もなく終わるはずの今季解散式は、異様な雰囲気に包まれていた。選手、クラブ関係者の表情が一様に暗い。



 「タイトルを獲れなくて申し訳ない」



 関塚監督が全員に向かい、頭を下げていた。



 実は、直前に行われた指揮官の来季の契約交渉が、まとまらなかった。「本人から『もう少し考えさせてくれ』と言われた。ちょっと今回は、(監督をやらない)という可能性もある」。庄子強化本部長が打ち明けた。



 クラブ側は11月23日に監督続投を要請。タイトルを獲る、獲らないに関係なく、来季も現体勢で臨む方針を打ち出していた。しかし、この日、武田社長らの前ですんなりサインすると思われた契約は不調に。指揮官は「前には進んでいます」と話すにとどまった。



 リーグ戦は最終節まで優勝争いをしながら2位、ナビスコ杯も決勝でFC東京に敗れ準優勝。ACLはベスト8どまりだった。12日の天皇杯準々決勝・仙台戦に敗れ、今季もクラブ悲願の初タイトルの夢は、無残に散った。



 「気持ちの整理ができていないのではないか」とクラブ幹部。ただ、監督の去就未定は、選手との契約交渉にも影響を及ぼす。早期の決着が望まれる。