看護師の業種は、サービス業だそうです


看護師は、患者に看護を提供しています(仕事として)


それは、ショップ店員が、色々な知識やアドバイスをしてくれて、お客の購入者が決断して

服を買うの似ていると思います


お客様。

とは呼ばれますが、そこには上下関係はありません。


看護師も、患者さんとの間には、上下関係はないと思います。



看護理論家の、トラベルビーは、対人関係理論の中で、人間対人間の看護。

と言っているし

へプロウは、看護を、有意義で治療的な人間関係の過程。

としています


なので、いくら、「患者様」と呼ばれ「お客様」であっても

上下関係は存在しないのです


最近、よく考えることがあって(ちょっと悩み)


高齢者が、一時的にせん妄状態になって、暴れる。

(急な入院、麻酔などにより、体調の悪化、不安など)

そんなことは、よくあることなので、看護師もわかります


でも、普通に入院していて、

看護師に、暴言、手をあげる患者さんがいて


って、看護師にとって、耐えがたいところがあります


ふるわれても、友達なわけでもないし、町で喧嘩をうられたわけでもないし

やり返せないのです


普通に巡視で、患者さんの状態を観て回っているのに

看護師を見るや

自分の点滴のラインをブルンブルン怒りの表情で回す、まわす。。。(メリーゴーランドのよう…台風

威嚇のつもりなのでしょうか…


案の定、点滴が終わって、生食ロックをしようとしたら、血管がダメになってる(自分のせいですダウン


仕方がないので、説明をして、抜針をするために、両手でテープをはがしながら

針を抜いている最中から

「おまえが、点滴をだめにした!!! テープはがすの痛い!!!」


両手を使って、至近距離で慎重に抜いているのに

目の前でこぶしを振り上げ、ブルブルさせているショック!


生きた心地しませんガーン


普段、私はとっても元気にNsのお仕事をしているのですが


暴力には、めっちゃ耐性が弱いのです

(以前のブログから読んでいる方は、わかると思いますが)

最近それを、実感して、自分にがっくりダウン


もう、死ぬわけではない暴力なんて、平気だと思っていたのにしょぼん


暴言は、なんとか克服できても、暴力振るわれそうな状態は、本当にダメですしょぼん


その場は、平気そうなそぶりを必死にしていますが、用事がすめば

さっさと逃げますDASH!


手がブルブルしばらく震えて、胸痛はするし、体は熱くなったり冷たくなったり、手足は冷えてしまいます


そのあとに、点滴のキープがあったり、点滴作ったりする作業に支障がでてしまいます


頓服は効果があったり、なかったり

そんなことで、ずっと使っていなかった薬を使うのは、とっても嫌なのですが

時々使う羽目になってしまいます


あとは、心が落ち着くまで

ニコニコ、癒し系の、大好きな患者さんのところにいって

「ちょっと、~さんのところに、来ちゃいましたニコニコ 一緒にいていいですか?」

「手を握っていいですか?」と握ってもらいます。とってもあったかくて、ホッとします


癒し系の患者さんは

「いいよ、いいよニコニコ 看護婦さん大変だもんなぁ~」ってニコニコニコニコ


ちょっと元気になって

また、仕事に戻っていきますアップ


人の心を癒すのは

薬も効くこともあるかもしれないけど

やっぱり、心が心を癒すんだろうなぁ


って思います


嫌な事も、正直あります


だけど、良いこともたくさんあります


仕事だけど

普段から

私の心も、患者さんの笑顔や言葉によって

癒されているのも、確かなことです

ありがたいことです


人は、言葉をしゃべるから、人であって(健常人についていは)

「しゃべらなくても、伝わるでしょ」 なんて、勝手な言い分です


ちゃんと、伝えましょ(ちゃんとしゃべれるんだから)


「ありがとう」「嬉しい」「好き」「大切に思っているよ」

とか、肯定的な言葉は、たくさん


私も、癒された患者さんや、先輩Nsに

「ありがとうございました」「おかげさまで落ち着きました」「ありがたいです」「嬉しいです」

と、伝えています


はぁ~

モンスターペーシェントというのでしょうか


戦いは、まだ続きそうですしょぼん