今日は休みです。
臨床の現場に入ってからの毎日は、毎日が新しい事を学び、自宅でその根拠を調べ
予習をしてまた翌日実施。という繰り返しで、一日たりとも、前日と全く同じ業務、看護ということはありません。
時間で行う看護は一通り覚えつつ。でも他の看護については、毎日が学びの連続です。
看護だけではなく、この仕事は人相手の仕事、人と命と周りの事をみつめ、観察しながら行う仕事。
先輩方の看護や考え方についても、大きな学びがあります。
昨日は、私が入職してから初めて、業務時間内に患者さんとお別れすることになりました。
少し前まで、体調が悪くても、昔の話をしてくれたり、色々なお話をしてくれていたのに・・・
命って、はかないです。
詳しい事はかけないけれど、最期の時、同じ病棟に入院していたその夫婦が一緒に手をつないで名前を呼んいるのを見ていて
今までどちらとも私も関わってきたので、涙が出ました。
先輩に教えてもらいながら、心を込めて体を清拭し、服を着せ、エンゼルケアをしました。
まだ、体が温かいのに・・・どこに行ってしまったのだろう。
家族はさぞ、悲しむだろう。
胸が苦しくなりました。
苦しそうな顔はもうしていなくて、優しげな安らかな顔に、綺麗にお化粧をしました。
紅を乗せると、生き生きとしていてまた目を開いてくれるような気がしました。
毎日、看護に対しての姿勢、患者さんの事を考えながら行うという事。
たくさん考える事があります。
ただ漫然と業務をこなすのではなく、人の命や生活を見つめていかなくちゃいけないんですね。
話はかわりますが、少し前に私がサクション(痰の吸引)を患者さんにしていたら、胆汁の混じった嘔吐を泡を吐きながらしてしまい、慌てて窒息しないように側臥位にして、先輩ナースを呼んだ事があります。
緑の吐物を泡をはきながら・・・初めて見たのでビックリしました。
バタバタとして、先輩の指示で口腔にたまった吐物を吸引したり、血圧を測ったり、先輩に状況説明をしたりしていました。
それを同室の患者さんも聞いていたのでしょうね。
オムツの交換を頼みたかったのに「忙しそうだったから我慢していたんだ。もう大丈夫?」
と後で言われました。
後悔です
それからとっても反省して、患者さんの前ではどんなに忙しくて次にやることがあっても
病室のドアのところからはゆったりと歩き、ゆっくり笑顔で話し、患者さんの話を聞き、急いでいるそぶりを見せないことに決めました。
・・・で一歩部屋を出たら、廊下は早歩き。
ナースコールでは「はい、伺います」も早口に言わない。
患者さんに「忙しそうだから・・・我慢した」となるべく言わせてしまわないように注意をするようにしています。
日々、刺激が大きくて、日々何かを感じている。
そんな毎日です。
さて、8日から患者さん3人を受け持つ事が決定
患者さんの病態、薬などを今日は調べます。
頑張ります。大丈夫かなぁ。大丈夫にしなくては