こんばんは。村松ママンスキーです。
客演で出させていただいた、たすいち『キズツクキカイ』無事に全公演終演しました。
ご来場いただいたお客様、スタッフ・お手伝いの方々、カンパニー、共演いただいた皆様、本当にありがとうございました。
非常に楽しく演らせていただきました。
6月に出させてもらった、駄目なたすいちのお客様で、僕の芝居を好いてくれているみたいなお声を聞いて、最初、
半信半疑でした。
「いやいや、だってみんな若くて上手いし、年上の蓮根さんのがすげえ上手いし、そんなバカな」
というのが正直な気持ちでした。
僕は自分の演技に割と卑屈な考えを持ってます。
基本、巧くないと思ってます。
大学時代、先輩からいただいた「ヘタウマ」という言葉がずっと心に残ってます。
巧くない、けど何か味のある芝居と言われて、
「じゃあそれ何味ですか」
と聞いても、特に味の感想はありませんでした。
大味なのでしょう。
この年までやってきても、まだ自分の味がよくわかってません。
今年で演劇を離れると決めたのは、まぁ色んな理由があります。
家庭のこともそうですけど、
不安が一番の要因なのだと考えてます。
僕ももう33歳です。
所謂、売れない役者です。
売れる役者って何さと聞かれれば、「自分を商品にして利益を挙げられる役者」ではないかと返します。
利益は、演じてる役者自身への利益もそうですが、出演するカンパニーへの利益も込みで考えてます。
僕が出演することによる利益とは?
を考えると、いろいろグルグルします。
同い年の小劇場俳優さんで、僕より上手い人はもうたっくさんいます。
下の年齢の俳優さんでもそうです。
ギャラが同じでスケジュールが合う役者さんがいたら、そっちを出す方がカンパニーの利益になるんじゃなかろうかと。
そんなネガティブなことばかり考えてます。
辞めると宣言したとき、色んな方に
「もったいない」とか「辞めないでほしい」
というお声をいただいて、本当にありがたく思ってるのですが、やっぱりネガティブな僕は、どこかで社交辞令だとも思ってしまうのです。
僕よりも若く、才能ある俳優さんはたくさんいます。
すでに芸能界にいる方はもちろん、小劇場の俳優さんでも。
「重版出来!」という漫画があります。
最新4巻を読んで、感情移入せずにいられませんでした。
いつまでも芝居の世界にいたかったのですが、1度僕は離れます。
というか2度目でした。
以前就職した時も3年くらいは離れてました。そういえば。
その時はあんまり惜しまれなかったような気がするなぁ。
まとまらないけどまとめに入りますが、
「もったいない」と微かにでも思ってくれた方は、
今後、僕の周りの素敵な俳優さんたちを是非注目してください。
僕の公演を観たと思って、観に行ってください。
それで、僕は満足です。
それでは、また。
次会うときまでお元気で。
でも、今回、演らせてもらって、本当にたくさんの方から暖かい言葉をいただいて、
本当に感謝しています。
特に
「出演すると聞いたから自分も出演を決めた」
この言葉は、一生忘れません。
「また共演しましょう!」
とも言われました。
辞めるって言ってるのに。
何て言えばいいかわからず、考えて考えて、
『またね』
って、言ってしまいました。